実は自分は、イギリス英語を聞くのが苦手です。
これまで圧倒的にアメリカ英語か、もしくはインドなまり、中国なまり、アイルランドなまり、フランスなまりといった系統の英語を聞く機会が多く、いわゆるイギリス英語に触れる機会が少なかったからだと思います。
ところが今のチームでは、結構イギリスの方が多いのです。
しかもトリッキーなことに、アメリカに住んでいるのに完璧なイギリス英語を話す人がおり、しかも彼はコミュニケーションの中核にはいる立場の人なので、彼の話を聞くことが多いのです。
ちなみになぜ彼がアメリカに住んでいるのにイギリス英語を話すのかと言えば、生まれも育ちもイギリスで、つい半年くらい前にアメリカに引っ越してきたばかりだからだそうです。
・・日本語なまりの英語を話していた人が、長年アメリカに住むことでアメリカンな英語の発音に変わっていくことはあると思いますが、イギリス英語ネイティブの人がいくらアメリカに長く住んでも、おそらく変わらないと思います。
ちょうど、大阪弁の方が東京に長く住んでも、大阪弁を変えない方が多いということと同じだと思います。
実は、イギリス英語は音の欠落の少ない英語だと言われています。
アメリカ英語は結構大胆に音を落として話すのに対して、イギリス英語はきっちり発音されるようです。
例えばcenter(センター)は、アメリカ英語ではtの音が欠落して「セナ」みたいな音になりますが、イギリス英語はきっちりtも発音して「セントア」みたいな音になると思います。
「きっちり発音してくれるなら、聞き取りやすいのではないか」と思われるかも知れませんが、まず抑揚があまりないというか非常に特徴的であることと、スピードが速いので、慣れないとリズムがつかみにくく、聞き取りにくく感じてしまうのだと思います。
とにかく、今のままだと仕事上の重要な話を聞き取れなくて失敗してしまう可能性があると思ったため、もっとイギリス英語に慣れようと思ったのでした。
そこで、本当はイギリス英語だけに特化した、例えば以下のような本を使って学習するべきかと持ったのですが、
現実的には、いくらイギリス英語も聞き取れなくてはならないとはいえ、自分はアメリカ英語が得意、というわけでもありません。まだまだです。
そして、アメリカ英語を聞く機会の方がやっぱり多いという事実もあるため、アメリカ英語ももっと勉強しなくては・・という思いもありました。
そんな、二つの気持ちが交錯していたところに、「イギリス英語とアメリカ英語8人のリアルな声を聴く」という、まさに今やりたいと思っていたテキストが見つかり、やってみることにしたのでした。
この本、ヒラリークリントン氏やエマ ワトソン氏のような有名人が、実際のスピーチやインタビューの中で話されたことを題材にして、イギリス英語らしい部分、アメリカ英語らしい部分を比較したり解説したりしている、とてもよくできている本なのですが、正直、今のところ2つの英語を比較している余裕はありません(笑)
特に、インタビューの音源については、極端に速かったり省略が多かったりして、アメリカ英語の方も聞き取るのがとても大変です。
仕方がないので、まず一巡目はイギリス英語とアメリカ英語を比較することは意識しないで、単純にCDに収録されているスピーチのリスニングの訓練として最後までやり、二巡目で2つの英語の違いを比較しながらテキストに従った学習をしようと思います。
そうこうしているうちに、実はもうすぐ一巡目を終わってしまいます。。
ところで、英語学習とは直接関係ありませんが、収録されていたヒラリークリントン氏の演説の内容が、素晴らしかったです。
非常に 国際社会の問題をよく理解されており、根本的に、長期的に改善していくために実際に必要なアクションは何なのかよく考えられており、それでいて自分が完ぺきではないことも認めつつ出来得ることを明確に説明し、そして聴衆の心をしっかり掴む話をされています。
・・今更もいいところですが、もしも彼女が大統領になっていたなら、もっと地球規模でアメリカの立ち位置を考えた、国際社会のリーダーとしての国づくりをしてくれたのだろうと思いました。
アメリカ内部が豊かになる、という観点から見ても、ヒラリー氏のような国際社会を牽引することを重んじた政策の方が、今の短絡的・短期的な政策よりも結局はうまくいくのではないかと、個人的には思いました。
話がそれましたが、この本を通して少しでもアメリカ英語の特徴を深く理解し、そしてイギリス英語の聞き取りが少しでも上達できるように努力したいと思います。