補完機能、つまり例えば、CDコマンド(チェンジディレクトリコマンド)を使ってカレントディレクトリを変更する際、そのディレクトリ名を全部自分で入力しなくても、最初の1文字だけ入力してTABキーを押していくと、そのディレクトリ名の候補が次々と表示されるので、入力の手間が省けるという機能です。

昔はファイル名も8文字+拡張子3文字と短かったので、この補完機能がなくてもまあ入力できたのですが、今ではファイル名が長かったりフォルダ階層がとても深かったりと、とても入力補完機能なしでは使えない時代になったと思います。
ところが。
先日、コマンドプロンプトを起動してファイル操作をしようとしたところ、なぜかTABキーを押してもこの補完機能が使えなくなっていました。
TABキーを押すと普通にTAB文字が入力されるようになってしまったのです。
おそらく原因は、Gitツールをインストールしたからだろうと思いました。
もっとも、デフォルトの方法でGitツールをインストールしていたならば、特に問題はなかったはずだったのですが、お勧めではないコンフィグレーションを選択してしまい、コマンドプロンプトをカスタマイズするような設定でインストールしてしまったのが原因だろうと思いました。
そこで一度Gitツールをアンインストールし、再度デフォルトの設定でインストールしなおせば直るだろうと思ってGitツールをアンインストールしたのですが、戻りませんでした。
結局、何が原因でコマンドプロンプトのTABによる補完が効かなくなったのはわかりませんでしたが、色々検索したところ、「補完機能を使用するデフォルトキーはTABキーだが、変更が可能である」ということがわかりました。
おそらく、何かしらの原因でそのデフォルトキーが書き換わり、別のキーになってしまっている状態なのではないかと思いました。
なのでそこをTABキーに再度設定しなおせば、元に戻るのではないかと思いました。
補完キーの変更は、レジストリのHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Command Processor の中にある、CompletionChar 値と PathCompletionChar 値を変更することで変更可能です。
TABキーに設定する場合には、上記の値を0x09にすることで設定されます。
Regeditを起動して(Windowsキー+Rを押して、regeditと入力してEnter)、以下の部分を09に設定して、コマンドプロンプトを再度起動してみます。

すると、確かにTABキーによる補完が復活しました。
なお、その後Gitツールをデフォルトの設定でインストールしましたが、コマンドプロンプトの補完機能が変わってしまうことはありませんでした。