嫌な日・期間をスキップできたとしたら素晴らしいのか考えよう | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

「ああ、明日はすごく嫌な予定があるから、明日一日は知らない間に終わっていて、明後日にスキップできたらいいのに」というようなことを思ったことは、おそらく誰でも一度はあるのではないかと思います。


先週オンエアされた「世にも奇妙な物語 2018年春の特別編」の中で、まさに上記のテーマ”人生の一部をスキップできたら”ということを取り上げた作品がありました。

三浦春馬さんが主演していた「明日へのワープ」という作品です。
その話の中では、ある薬を使って、数十時間から数日、あるいは数年にわたって未来をスキップできてしまうのですが、最終的には主人公が15年くらい自身の未来を一気にスキップしてしまい、なぜ今の状態になったのかまるでわからなくなってしまいます。

いつの間にか仕事につき、いつの間にか結婚し、いつの間にか子供ができ、いつの間にか奥さんが他界しているわけですが、まったくその経緯がわかりません。

もちろん、そのように15年間を一気にスキップしたことで、知らぬ間に終わることができた嫌な事件もあったと思います。

しかしながら、楽しい時間や幸せな時間をもスキップしてしまったのはもちろん、辛かったことや苦かったことも含めていわゆる「かけがえのない時間」をすべて失ってしまったということになると思います。

幸いその物語は、実は15年間スキップしてしまったということ自体が幻想だったというようなオチで終わるので良かったのですが、見ている我々の方は、物語が終わった後も考えさせられました。


実は、自分は「ああ、この一日をスキップしてしまいたい」みたいなことを思うことが多い子供でした。
単純なところでは学校でのテストの日をスキップしたいという願望、もう少し長期的なところでは、新聞屋さんに住み込みで働きながら学生をしていた時代全体を、卒業の時まで一気にスキップしてしまいたいという願望がありました。あまりにも辛い肉体労働から解放されたいということと、当時学校で学ぶことができた技術はほとんどが高校時代に学んだことと変わらないものだったということで、さっさと卒業まで時間が流れてしまえばいいと思っていました。


しかし今は、スキップなんてなんともったいない、と思います。

嫌なことはもちろん避けたいとは思いますが、それでも、今までその嫌なことに直面して、苦しんで、越えてきたからこそその経験が(まだまだとはいえ)自分を成長させることに繋がってきたのだと思いますし、悔しかったこと・苦かった体験がもっと努力しようと思えるきっかけになってきたのだと思います。

もちろん、もう一回同じ経験をするのは勘弁、というような経験もあります。
単純に、例えば麻酔なしで歯の神経を抜く治療をしたことは、それがどれほど痛いものなのか、どういう感覚なのかを知るという意味で貴重な経験でしたし、自分の人生の大事な資産になっていると思っていますが、もう一回あの体験をするのは絶対に嫌です(笑)


また、以前は「早く定年退職を迎えたい」=「定年退職の時期までの人生を早送りのように終わらせたい」と思っていましたが、それも良い考えだとは言えないと今は思います。

早く定年退職したいと思っていた理由は、いままで忙しくて時間が無くてできなかったたくさんのことをじっくり楽しめると思ったからですが、実際にはそうはならないことがようやくわかってきました。

そもそもなぜ定年退職という制度が存在するのかを考えれば明らかですが、それは、そのくらいの年齢になると社会で通用するような仕事ができないような状態になっている可能性がたかいからかと思います。

つまり、定年退職を迎えるころには、趣味等をじっくり楽しむようなことができないような状態に、体がなってしまっている可能性が高く、例えばバッティングセンターに通いまくるなどという楽しみは、まず体がついてこないために実現できないものと思われます。

もちろん、定年退職を迎えても全然元気で、それこそバッティングセンターに通い詰められる人も少なからずいると思いますが、自分はそうはいかないであろうことがわかってきました。

上記の「世にも奇妙な物語」の未来へスキップする薬がもしあったとして、もし今自分がそれを大量服用して定年退職の時まで一気にスキップしたとしたら、おそらく自分の体が自由に動かないことに驚いている可能性が高いと思います。
当然、定年までの人生をスキップしてしまったことを激しく後悔すると思います。

だからこそ、今の時間を、まさにかけがえのない時間として、大切に生きていきたいと、建て前抜きに思います。


なので今はどちらかといえば、「未来へスキップする薬」よりも「一日がもっと長くなる薬?」の方が欲しいですね。