先日、Youtubeの「あなたへのおすすめ動画」に渡辺美里さんのライブ動画が入っていたので、なんとなく見てしまったのですが、それでにわかに初めてライブに行った時の記憶がよみがえってきました。
自分の記憶が間違っていなければ、人生最初の、プロによる生ライブは、1988年に代々木体育館で行われた渡辺美里さんのライブでした。
当時はまだ新聞配達をしながら学生をしていた頃でしたが、その新聞店のOBの方がふらりと店にやってきて、「渡辺美里のコンサート、チケットとったんだけど行けなくなっちゃったから、行く?」と言って売ってくれたというのが、きっかけでした。
実は当時、自分は渡辺美里さんというアーティストが、大好きでした。
素人ながら、彼女の歌には強い意志と魂がこもっていると、感じていました。
彼女の大ヒットアルバム「Lovin' you」は、自分の人生の中のアルバムトップ10には入るであろう、印象に残ったアルバムであり、数えきれないほど聞きました。
一枚目の一曲目がLong nightから始まって、My Revolutionが2回くらい別バージョンで入っていて、2枚目の最後がLovin' youで終わるという流れも、いまだに覚えています。
ただ、ライブに行くというのは、当時の自分には非現実的なことでした。
なぜライブが非現実的だったかと言いますと、第一に、チケットを取ることの難しさです。
当時は、チケット発売開始時間に電話機の前で待ち構えて、ピッタリの時間にかかるようにしてもまずつながらないので、そのまま何十回もかけなおし、数時間かけてやっと余り物の席がとれる、といった世界でした。
ましてや渡辺美里さんクラスの大人気アーティストのライブチケットなど飛ぶように売れましたから、さらにチケットはとりにくい状況でした。
また、バブルの絶頂期だった当時、チケットの値段は高騰していました。
新聞屋さんに住み込んで学費を稼いでいたような当時の自分にとっては、ちょっと行ってみたいなあくらいの気持ちで購入できる価格ではありませんでした。
そんな状況の中で、ほとんど偶然、初ライブとして渡辺美里さんのライブを見に行くことができたのは、極めて幸福なことでした。
ただ、そういった大がかりなライブで、後ろの隅の方の席だと、本人は豆粒くらいにしか見えないということを、当時は知りませんでした(笑)
もちろん、あのよく通る歌声は後ろの席までよく聞こえていましたが、見る方は。。双眼鏡でも持っていけばよかったと後悔しました。
ただ、渡辺美里さんのライブに行ったのは、今のところそれが最初で最後となっています。
その後行ったライブは、ほとんどすべて、友人に誘ってもらって行ったものばかりです。
浜田省吾さんのライブに2回ほど行かせてもらいましたが、友人が非常にいい席をとってくれて、2回とも十分に生で本人の姿を、表情なども含めて見える席でした。
おそらく、あれほどいい席は、後にも先にもないと思います。
そういえば、氷室京介さんのライブに行ったことがありました。
BOOWYの解散から数年たって、1stアルバムをリリースしたのに合わせてのツアーだったように記憶しています。
しかし、そのライブも非常に印象が強くて、一曲目こそ彼のソロデビューシングル「ANGEL」から入るという普通の入り方でしたが、アンコールの一回目でBOOWY時代の「ハイウェイに乗る前に」をやってくれて、そして最後は彼が自分で生ギターで弾き語りをやってくれたのです。
そのギターがものすごくいい音がして、ずっと記憶に残っていました。
もしかしたら、あの時から、「いつかアコースティックギターを弾いてみたい」と心の奥底で思っていたのかも知れません。
ただ、今のところ、アーティストのライブに行くことはないと思います。
なんといっても、ライブ大好きのカミさんに、もう長いことライブに行こうという気持ちにさえさせてあげられないような疲れる日々を送らせてしまっており、到底自分がライブなどといった娯楽に時間を割くことなど許される立場にないためです。
もっとも、金銭的ゆとりもないので、まあどのみち行けないのですが(笑)
それでも、Youtubeなどで、無料で昔のライブの映像を見ることができたりするので、今は有難い、良い時代だと思います。