先日、うちの子が通う小学校にて、「父兄の茶話会」というものが実施されました。
子供抜きで、先生抜きで、しかし会場は学校の一室で、同じ学年・同じクラスの父兄が集まってお茶を飲みながら歓談することで親睦を深めましょう、という趣旨のものです。
開始時間は平日の10時から12時ということで、それはもう、どう考えても専業主婦のお母さまたちの独壇場であると考えられ、自分のようなサラリーマンが入り込める世界ではないと思いました。
しかし、これは極めて貴重な機会であると考えることもできます。
というのは、そういった専業主婦のお母さまたちの本当の状況を垣間見ることができる機会である上に、2時間というある程度本音も出てきそうな時間間隔の中での会話を直接聞けるのですから、大変貴重だと思います。
正直に言えば、自分の中の「小学校一年生の子を持つ専業主婦のお母さまたち」の印象というのは、先入観だけで語ってしまって申し訳ありませんが、決していいものではありませんでした。
「うちの娘には、3歳からピアノとバレエを習わせていますのよ、オーッホホホー」というセリフを固形物にして人間の形に仕上げたような印象です(笑)
ただ、そういった先入観を消す努力もせず、本当の現実の主婦層の方々の生の声をまともに聞くこともないまま否定的な印象を持ち続けるのはフェアではないと思います。
もし、本当に彼女たちの話を複数人からじっくり聞いて、それでも自分の印象が変わらない、やっぱり思った通りの世界なのだ、と思うようであれば、それはそれで収穫だと思います。
なので、意を決して、その茶話会に、午前だけ有休をとって参加しました。
ちなみにカミさんは仕事の都合上参加できず、また、同じ保育園出身のお母さんたちも皆参加できない(平日働いているから保育園に預けていたのですから、当然ですね)ということで、知っている人はいないことがあらかじめわかっている状態での参加でした。
そして、時間ピッタリにその会場に入ってみると・・
参加者および主催者など合わせて60人くらいが中にいましたが、完膚なきまでに、自分以外全員女性でした。。
そして参加されていた皆様は、やはりどうやらほぼ全員専業主婦でした。
自分自身は、例えば仕事の話をする際に、相手が女性であるか男性であるかをほとんど意識しないで話していますし、保育園の父兄の集まりなどでも どうしてもお母さま方が多いことが多い状況の中を真剣に対応してきたつもりですので、周囲が自分以外全員女性でも、別にいいのですが、問題は他の方々から敬遠されるというか、腹を割って話してくれない感じになるのではないかという心配が立ちました。
それでも、実際には、10人くらいで一つのテーブルを囲んで、そのメンバー全体で話していくスタイルだったので、問題はありませんでした。
原則的に、10人の集団に一人くらい異色な人が混じっていても、残りの9人が同系統の人である場合には、その集団はその同系統の人達の色に染まっていくものですので、上記のように「敬遠して腹を割った話をしない」といったことはなかったと思います。
さて、その茶話会参加を通して、本物の専業主婦の皆さまに対する印象はどうだったかといえば・・・
少なくとも、自分が座っていたテーブルの10人くらいの皆さまは、「うちの娘には、3歳からピアノとバレエを習わせていますのよ、オーッホホホー」というセリフを固形物にして人間の形に仕上げたような人ではありませんでした(笑)
皆様本当に子育てに対して真剣に向き合って、毎日試行錯誤を繰り返し、毎日もがいたり苦しんだりされながら、それでも子供の成長を考えていろいろ工夫したり、人の話を参考にしたりしながら頑張っていらっしゃる、まじめな方々でした。
考えてみれば、個人の仲良し数人の茶話会ではなくて、わざわざ「学校が主催する」茶話会に参加されるということは、積極的に他のお母さま達がどのように一年生の子供の教育をされているのか聞きたい、という思いで参加されているという場合が多いわけですから、当然素晴らしい方々でした。
自分のこれまでの「専業主婦」に対する曲がった先入観は、改めていかなくてはならないと思いました。