ラズパイ3でやってみたかったこと、それは何といってもWindows 10 IoTの活用です。

実は、ラズパイを使う上での定番OSは、Windowsではなく、Linux系のディストリビューションであるRaspbianです。
しかしながら、ラズパイ2以降からはWindows IoTに対応しており、OSにWindows カーネルを持ったものを選ぶことができるようになりました。
しかも、Windows 10 IoTはプラットフォームがUWP (ユニバーサル ウインドウズ プラットフォーム)ですので、1本のプログラムでPC、Phone、ラズパイ上で動作させることができるということです。
これは、実験しないわけにはいきません。。ということで、ラズパイ2か3が欲しかったのでした。
ちなみに、ラズパイ2と3の違いは、Wifi対応とBluetooth対応、そしてCPUの基本性能の向上です。
ラズパイ2や1でもUSB端子にWifiモジュールを接続したりすれば、対応させられますが、ラズパイ3ならば最初から入っていて便利です。
CPUとしては、64ビットのクアッドコアになりました。(ラズパイ2は32ビットのデュアルコアでした。)
性能的には単純にラズパイ2の1.5倍、ラズパイ1の10倍と公表されています。
さて、ラズパイ3でWindows 10 IoTを動作させる、ということですが、イメージしていたものとかなり違っていました。
第一に、Windows 10 IoTのOSは、それだけでは正直なにもできません。
Webブラウザがついているわけでもなければファイルを見たりすることもOSインストールだけではできず、基本的には土台だけなのです。
使うためには、PCとLANで接続して、PC側でVisual Studio 2015を使用してアプリを作り、それをPCから配置して初めて、自作アプリがラズパイ上で動作します。
Raspbianならば、それだけで多数のツールが同梱されており、当然のようにアプリごとにウインドウが開いて、まるでPCのように使えますので(というかラズパイは性能上はもともと小型PCです)、わざわざ他のPCと同期させないと自分のアプリを作ることができない、ということがないのです。
それでも、使い慣れたC#言語で、使い慣れたVS2015を使って、しかもPCと共通のクラスで書けるというのは素晴らしいです。

そして、一番やりたかった、C#言語でラズパイの入出力ポートを制御して、まずはLEDの発光を制御することに成功しました。

コードはこんな感じです。事前にIoTのライブラリ参照を追加して、プログラムの先頭に
Using Windows.devices.Gpio;
を追記しています。

ただ、これをやるためには先にも書いたとおり、PCとLANで接続している状態にしなければならず、またそもそもWindows 10 IoTをラズパイ3に入れるのは簡単ではありませんでした。(まだ正式リリース版がでておらず、インサイダープレビューしかない)
なので、「ちょっとラズパイで遊んでみる」という目的であれば、圧倒的にRaspbian OSのほうがいいとおもいます。
しかし、UWPを活用したい、そしてPCのVS2015環境を活用して、ソースコードもTFSなどにチェックインして本格的に開発したいということであれば、Windows 10 IoTに分があると思います。
・・今日は時間がないので書けませんでしたが、では具体的にどうやってWindows 10 IoTをインストールし、そしてLED発光のプログラムを書いて配置するまで行うのか、後日また書きたいと思います。