母が、野球盤をプレゼントしてくれまして、以来、数え切れないほどの回数その野球盤で遊びました。
その野球盤は、当時としては画期的だった「消える魔球」の投げられるものでした。
消える魔球とはつまり、バットを通過する直前のところで盤のしたに穴をあけることができる機能で、これを使うと物理的に絶対にバットに当たらないわけですが、これでバッターが空振りしたときはストライクとしてカウントしますが、振らずに見送ったときはボールとしますので、何球目に消える魔球をなげるかの駆け引きが醍醐味、というコンセプトだったのですが、さすがに小学二年生のレベルではそういう駆け引きにはいたりませんでした。
我々が当時競っていたのは「剛速球」の投げ合いです。
剛速球とは、通常単にレバーを引いてはなすことでボールが出る仕組みになっているところを、レバーを思いっきり指ではじいて、とんでもない速い球にするテクニックです。
我々の剛速球のレベルは高く(笑)、消える魔球の穴に落ちずにまっすぐ進み、また、変化球(磁石が盤の裏にあって、それで右や左に玉を誘導することでカーブやシュートにする)も利かない、つまり磁石の引きつける力よりも力強い剛速球でした。
ほとんど目にも止まらないようなスピードで、投げる度に振動で数センチ盤が動いてしまう、完全に本来の遊び方を無視した遊び方だったと思います。
それから数年後、当時野球盤でライバルであった友人が、最新型の野球盤を購入しました。
最新型は、人工芝付き(?)だったので、あたりそこねの当たりは遠くまで流れることはなく、より本格的でしたし、また、スコアボードに点数を表示させることができたので、かなり気分が出たものでした。
あれから何十年かが経過し、もう野球盤というものが存在するかどうかさえわからなくなっていましたが、先日、最寄り駅に登場したガチャガチャに、「復刻 野球盤」というものがあるのを発見しました。
ガチャガチャですので、どんなに大きくてもせいぜい4センチくらいのはずで、それでどうやってあの野球盤を再現するのか不思議に思い、つい一回衝動的にやってしまいました。
(このガチャガチャ、一回300円でしたので、自分の昼ご飯一回分の予算に相当し、少なくない出費となりましたが、衝動を押さえることができませんでした。)
開けてみると。。
これが驚きで、本当にプレイできる野球盤を数センチの大きさの中で再現していたのです。
さすがに消える魔球や変化球は投げられませんが、ちゃんとボールが出て、バットを振って遊べるようにできているのです。

ボールの大きさは直径一ミリくらいで、自分などこれを持つこともできないのですが、親切にピンセットまでついています。
まあ実際にはこれで本当に遊ぶ人はいないと思いますが、このクオリティの高さと懐かしさに感動する人はいるのではないかと思います。
なお、今の野球盤がどうなっているのか?、そもそも今でも野球盤という物は製造・販売されているのか?気になり検索してみたら、ありました。
http://epoch.jp/ty/yakyuban/3d_ace/
いまはなんと3Dでボールを投げる、つまり盤の上をボールが転がるでのはなく、しっかり宙に浮いた形でバッターのところに届くのですね。
これなら球の高低も要素に入るので、より本格的な遊びができそうです。
うちの子(4歳)は数年後に野球盤を欲しがったりするのでしょうか?
多分、欲しがると思います。ただそれは、野球が好きだからというより、おもちゃとして楽しいからでしょうね(笑)