ここ数年、まともにドラマを見ていませんでしたが、今期はちょっと見てみようかと思っていたドラマがありました。
稲森いずみさん、渡辺麻友さんのダブル主演の「戦う書店ガール」です。
見てみようか検討しようと思った理由はただ単に「本屋さんが舞台だった」からです。
しかし、即決断する気にはなれませんでした。
それは、主演女優の演技力が心配だったからです。
稲森いずみさんの方は全く問題ありません。彼女はもう十分に本格派女優と言えるレベルの演技力と風格を持っていると思いますし、今回の役どころもはまり役だと思います。
問題は今回初主演となった渡辺麻友さんです。
彼女はアイドルとしては、説明するまでもなくトップクラスのアイドルであり、AKB48で最も人気があるというお墨付きのアイドルです。
しかし、女優としてはまだ駆け出しのはずであり、今回主演に抜擢されたのはどうがんばってもその話題性で視聴率を稼ごうという理由が主であると考えて間違いないかと思います。
彼女を責める気はありませんが、やはり主演を演じるには時期尚早かと思います。
それでもとりあえず、一回目は見ました。
心配していた渡辺麻友さんの演技力は・・それほどひどくはなかったと思いますが、特別良いわけでもなかったように思いました。
ただ、第一回目の終わりから、ストーリー展開があまりにも信じがたい方向に進んでしまい、ちょっとその真相を知るために二回目を見ざるを得なくなり、結局2回目、3回目も見ました(笑)
・・これはどうも、渡辺麻友さんの演技力がどうこうというよりも、役の設定に無理があるような気がしてきました。
渡辺麻友さんの演じている北川さんという書店員さんは、本が好きで好きでどこまでも好きで、その読書量も入れ込み方も半端ではない、という設定になっています。そこまで本を好きになった理由は、子供の頃一人ぼっちだったり仲間外れにされていたところを、ある本との出会いから乗り越えることができたから、ということになっており、そこまではいいのですが、一方で自己主張がものすごく強く、自信過剰的なところがあって、恋愛に関しても「私はこれまで一度も振られたことはありません」「私がフラれるわけはありません」というオーラを出しまくっている感じになっており、先の「一人ぼっちで仲間外れ」という設定と矛盾のある性格になってしまっているようです。
もっとも、原作は上記のような矛盾のある設定で同じようにストーリー展開されて、ヒット作になっているのだと思いますので、やはり難しい役柄ではありますが、演技派の女優さんがやればまた違って見えるのかも知れませんが、正直なところ今のままだと厳しそうな気がします。
また、一回目こそ「ポップ広告を出すべきか出さないべきか」「人気の著者のイベントをいかにして成功させるか」といった本屋さんネタ満載の展開でしたが、二回目以降はほぼ内輪の人間関係のトラブルとなっており、本屋さんが舞台になっていることの意義が若干薄れているような気がします。
もっともそこはこれからなのかも知れませんが。。
それでも、稲森いずみさん、田辺誠一さんといった安定した俳優が地盤を固めていると思いますので、全体的には悪くはないドラマなのではないかと思います。
とりあえず3回目まで見てしまったので、途中でよっぽど嫌にならない限りは見ると思います。