永年勤続表彰者の方々に学ぶ、成長し続ける姿勢 | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

先日うちの会社の永年勤続者の表彰がありました。
うちの会社の場合、比較的歴史が浅いため、特に日本ではまだ勤続30年という人はおらず(というか、そもそもうちの会社で30年以上も勤続できる人は全世界で10人もいないと思われます)、25周年という人が若干名という状況でしたが、その表彰の様子を見ていて昔のことを思い出しました。

初めて就職した職場でもやはり、毎年永年勤続者の表彰がありました。
そこでは勤続10年、20年、30年の方々が表彰の対象となり、勤続30年の大ベテランの方々も10人くらいいらっしゃいました。
そしてその表彰の時に、理事長が以下のように言ったのです。
勤続10年はまだ鼻たれ小僧じゃな。勤続20年くらいでまあやっと少しワシも名前を覚える気になるかもな。本当に表彰してもいいと思うのは30年以上くらいからだな。

その理事長の言葉は、入社一年目だった自分には衝撃的でした。
勤続10年という、理事長が言うには「鼻たれ小僧」のレベルでさえも、当時の自分には いまだ体験したことのない長い長い時間でした。
当時は「10年もその組織に所属し続けている自分」を想像することもできない状態だったので、20年もいてやっと理事長が名前を憶えてくれるかどうか、という長い長い時間間隔が理解できなかったのです。

ちょうどその年、自分の課長が勤続20年で表彰されていたので、表彰式の後で
「勤続20年、すごいですね。おめでとうございます。私にはとても想像もつかない長い年月です」といってみました。すると課長は
いや、20年なんて一瞬だよ。一瞬。きっと20年後にわかるよ。
とおっしゃいました。


しかしその課長がおっしゃっていたい風景を見る前に、今では時代はすっかり変わり、(少なくとも今いる会社では、)実質上終身雇用というシステムは無きに等しくなり、期待される仕事のレベルは年々上がっていくため長く勤続することが簡単ではなくなり、20年以上も勤続するためには相当なパフォーマンスを発揮しながら成長し続ける必要がある状況となったように思います。


多分、今どきの会社のシステムは、図にすると以下のような感じなのではないかと思います。
青のラインが一般的に期待されるパフォーマンスで、縦軸が会社の期待するパフォーマンス、横軸が勤続年数です。要するに毎年会社の期待値が上がっていくことを表しています。
もしもオレンジのラインのように、期待以上のパフォーマンスを発揮できた場合には、プロモーション(昇格)の対象となり、その先の期待値はさらに上がるということになっていると思います。




また、もしも期待されるパフォーマンス(青のライン)よりも、実際に発揮できたパフォーマンスが低く、その差がある一定以上だった場合には、働き続けることが難しくなるのだと思われます。

おそらく昔は、この青のラインの上がり方があまり急こう配ではなく、もちろん長く勤続している人にはベテランとしての味を出してほしいという期待はあるものの、基本的には前年度と同等以上のパフォーマンスであれば問題はない、という感覚だったのだと思います。

そう考えると、働き続けることが昔に比べて困難な時代になった、という印象を受けますが、冷静に考えれば、そのように常に成長し続けることを基本とする考え方は、正しいといえるのではないかと思います。
人間は基本的に成長し続けることを目標としながら生きているものであり、何かについて(例えばいま就いている仕事について)何年もの期間打ち込んで続けている場合には、何かしらの形でその分野での成長が見えるのは必然といえるかと思います。
逆に言えば、何年もそれを続けていて何の成長もないというのはむしろ希少なパターンと考えれます。(もちろん、難しい物事の場合には結果がなかなか出ないこともあると思いますが、潜在的な成長は必ずあると思います)

おそらく重要なことは、長く勤続していても、成長し続ける姿勢を忘れることなく、新しいものに挑戦する姿勢を忘れることなく、積極的に続けていくことなのだと思います。
今の時代は単純に、そういう基本姿勢を重要視するように変化した、つまり基本に立ち戻ったというように解釈し、常に前を向いていきたいものです。