懐かしい土地を訪ねる | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

今日は、特別な事情で仕事が休みでした。
このような、平日の何でもない日に休むことは通常ほとんどできないので、大変貴重な休みです。
この貴重な一日を無駄にしないために、今日は前からずっとやりたいと思っていたことを実現しました。

ずっとやりたいと思っていたこと、それは、新聞屋さんで働いていた時代に住んでいた街を、20数年ぶりに訪れることでした。

自分の人生の転換期を過ごした街が、いまどのような様子なのか、あの頃の雰囲気を残しているのか、そして自分が配達した道を今歩いたらどんな気持ちになるのか、確かめたかったのです。


懐かしの駅に降り立つと。。
駅の周辺の雰囲気は、全く変わっていませんでした。
小さい駅ですが、明るくて活気があって、住みやすい街の雰囲気をそのまま残していました。

その商店街の中で、忘れられない店がひとつありました。
それは、パン屋さんです。
当時、そのパン屋さんに閉店前に行くと、「パンの耳」を格安で売ってくれたのです。
自分はその「パンの耳」の常連客で、(というか、普通のパンを買えるほどお金がなかったので、)その店のパンの耳をエネルギーにしてなんとか生きていました。
そのパン屋さんも、20年以上経った今も、あの時と変わらない様子で元気に営業されていました
とても嬉しいことでした。

さらに、当時自分が住ませてもらっていた、賃貸アパートが残っていました。
その頃、一年目は新聞屋さんの店舗の2階に住み込んでいたですが、2年目からは新聞屋さんの店長さんが押さえていた周囲のアパートに住むことが許されたのでした。
以下の写真は、そのアパート群のひとつです。



・・当時はこんなところに住んでいたのですね。。


さて、自分が配達していた区域を歩こうとしたのですが。。
住宅区域は、ほとんど原型をとどめていないほど変わっていました。
300件以上の家に毎朝毎夕、新聞を届けていたのですが、変わらずそのままの形で残っている家は20~30件程度でした。
もちろん、そのままその土地に住んでいらっしゃる人はたくさんいるようなのですが、家が建て替えられていたり、アパートは9割以上は取り壊されていたり、とにかく、自分が想像していた「ああ、この家まだあったんだ!懐かしいなあ」と思うようなシチュエーションは、本当に数えるほどしかありませんでした。
家やマンションって、20年経つと多くは変わってしまうのだなあと痛感しました。

それでも、一件だけ、当時のままの姿を発見できて感慨深い思いになった場所がありました。
○○マンション、という当時は新築だった物件ですが、そこの2階に、とても親切で、我々のような配達員に対しても丁寧に応対してくれる、素敵な若い奥さんがいました。
そこに集金に行くと、必ずお菓子などを一緒に持たせてくれて、「いつもご苦労様です」と言ってくれたことが、辛い配達・集金の仕事の癒しになっていました。
そこは当時のまま、さすがに色は少しあせましたが、少なくとも形も名前もそのままで残っていたのを見て、当時の思い出が鮮やかに甦ってきました。
その若かった奥様が、今でもそこに住んでいらっしゃるかどうかはわかりませんが、きっと素敵なお母さんになったことだと思います。


そして今日はひとつ、奇跡的なことがありました。
今日はその街を中心に、歩いて歩いて歩きまくり、一日中ほとんど外にいたのですが、途中でBookoffを見つけて20~30分くらい立ち読みをしていました。
店の外に出たら、道が激しく濡れていました。
最初は「あれ、水撒きでもしたのだろうか」と思ったのですが、濡れていたのは店の前だけでなく、すべての道路が濡れていました。雨が降っていたようなのです。

それまで、気持ちいい太陽の差し込む、散歩日和の天気だったのですが、なんと自分が店内に入っている間に突然雨になり、店を出たらやんでいたのです。
傘も持たずに長時間外出していた自分ですが、全く雨にぬれるということはありませんでした。

・・これは、その街が、20数年ぶりに訪れた自分を歓迎してくれていたのかも知れない・・と思うのは都合がよすぎるかも知れませんが、偶然にしてはあまりにも見事なタイミングでした。