話し方、プレゼンテーション

 

 TODAY'S
 
「レジ袋いらないです」が言えなくて・・

 

コンビニやスーパーなどのレジにて

定番の会話。

 

 

「レジ袋は必要ですか?」

 

「袋いらないです。」

 

こういうコミュニケーションが、

もう今や当たり前となりましたね。

 

 

 

私、実はね。

 

レジ袋が有料になりますよってなった最初の頃ね、

何度も不思議な経験をしたんです。

 

私は「袋はいらない」と言っているのに、

店員さんがなぜか袋を渡そうとするんです。

 

で、慌てて

「いえ、袋はいらないんです!」

って。

 

この繰り返し。

 

 

これがその頃とても不思議でした。

 

     「あれ??何でこうなるのかな・・・?」

 

言葉と声で仕事をしてきている私。

 

たとえマスクをしていても、

「そんなに私の声が聞き取りにくいのかな?そんなはずないけど・・」

と不思議だったんです。

 

 

そこで

 

ちょっと実験してみました。

 

はっきりと大きな声で

同じことを言ったらどうなるのかな?って。

 

普段よりもさらに大きな声で

言ってみたんです。

 

 

 

結果は??

 

 

 

 

 

 

          ・・・・・・・袋を渡されました。

 

 

そして

 

私はようやく気づきました!

 

 

 

原因は、声の大きさや滑舌といったことではなかったんです。

 

 

 

実は私

レジ袋が有料になったころ

 

このような言葉で

「袋はいらないよ」ということを伝えていました。

 

それは

 

「そのままいただきます。」

 

すると店員さんは、

最後の言葉の「いただきます」だけが

耳に残り、私に袋を渡そうとしたのです。

 

 

店員さんにしてみたら、

 

袋がいるのかいらないのかの返答に、

ものすごく耳が集中しているので、

 

「そのまま」

という言葉はなかなか耳に届かず、

 

「いただきます」

という言葉だけが

店員さんの耳にスコーンと入ってくるわけです。

 

 

                なるほどね・・・

 

 

それから私は、

 

「袋あります」

「袋持ってます」

というふうに答えるようにすると、

 

もちろん、

もうレジ袋を渡されることはなかったです。

 

 

でも

でも

 

もう一回

 

でも!

 

 

私の中でのモヤモヤは

今なお続いています。

 

 

聞いてもらえますか。

 

 

私はね、

 

「袋いりません」

って、この言葉だけを相手に言うのは、

 

相手に思いやりがこもっていない感じがするんですよ

 

 

だって、

 

「それって、Yes Noで答えているだけやん!」

「機械やないねんから、もうちょっとなんかないの!」

(お馴染み、心の叫びの関西弁)

 

 

本当は、自分の言葉のチョイスとしては

「そのままいただきます」

の方がしっくりくるんですよ。

 

 

でもね

(また「でも」かいっ!!!)

 

ここで私に新たな視点が。

 

自分はそう言いたくても、

コミュニケーションの基本っていうのは、

「相手の立場に立つ」ということ。

 

となれば、

 

レジにはたくさんお客さんが並んでいて、

店員さんは毎回毎回、

 

「レジ袋はいりますか?」

「袋いりますか?」

 

って、オウムのように繰り返すわけですよね。

 

そうなると店員さんは、

袋はいるのか、いらないのか、

誰もがわかるストレートな答えが欲しいでしょう。

 

たとえ愛想のない答え方が引き起こす

違和感のあるコミュニケーションだとしても、です。

 

 

とてもとても寂しい気持ちはあります。

 

 

確かに答えは簡潔の方が

相手にもわかりやすいけど、

 

こういった答え方ばかりしていると、

これが日常のスタンダートとなり・・・・

 

 

 

例えば、

ビジネスの打ち合わせなんかしているとき

簡潔に答える癖がつきすぎてしまうと・・・

 

 

「塩見さん、例のミーティング、

明日15時はいかがですか?」

 

「無理です。」

「空いてません。」

 

なんていう受け答えが

ごく普通に交わされる。

                       

             なんか殺伐としてますよね・・・

              

 

 

こういうときはやはり、

 

「申し訳ありません。あいにくその時間も予定が詰まってまして・・」

 

くらいは

大人として答えたいもの。

 

 

 

ケースバイケースで、

「ものの言い方」を変えていく。

 

 

簡潔に答えるだけのコミュニケーションが

増えた「タイパの時代」だからこそ

 

「相手を思いやる

大人のあるべき言葉の使い方」

が必要なのではないでしょうか

 

 

ところであなたは

レジ袋を断るとき

なんと言っていますか?

 

 

私はやはり

 

「いらないです」

とは言いたくなくて

 

 

「袋はけっこうです」

 

に落ち着きました。

 

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      ともちゃん先生より

 

 

🔸私は、アナウンサー歴45年という現場で培ったノウハウ・経験を、人前で話す機会のある方・・

 

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