新型コロナウイルス感染予防対策がインフルエンザに対して有効であることが、全国の患者数報告から証明された。

 

ニュースの概要であるが、これは見方を変えると、現在の感染予防対策でインフルエンザは殆ど制圧出来ているが、新型コロナは増加傾向にあることから、新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスよりも感染力が強力であることの証明であるとも言えるのではないだろうか?

 

致死率や重症化率がインフルエンザと同等だというデータを見かけるが、感染者数に比例して重症者や死者数は増加するのであるから、感染力が強ければ医療機関への負担が増加することになる。

 

インフルエンザと同等である部分と違う部分を明確に把握し、共通認識を作りだす必要があるんおではないだろうか?

 

現状の報道では、煽り過ぎで反発する人も多いだろうし、政府のメッセージを冷静に受け止められる人も少ない気がするし、何よりも経済的負担を背負わされたくないのが大半であるだろうし、政府も同様であると思えば、新型コロナ対策と経済対策を両立させるためには、新型コロナ対策による経済抑制をどこまで出来るのか試しながら行うしかないと思う。

 

昨年の緊急事態宣言が経済に与えた影響が大き過ぎたというのは、共通認識となっていると思うので、今回は有効な経済抑制の見極めが必要だということなのだと、私は思っている。

 

出来る限り緩やかな経済抑制で、患者数を横這いに出来ることを目指さないと、患者数をゼロに近づけようとすればするほど、経済的犠牲者が新型コロナの犠牲者を超えることなるという事実を突きつけられることになると思うのである。