ヘイトスピーチの定義って?

およその範囲ではあるが

「主に、人種、国籍、思想、性別、障害、職業、外見など、個人や集団が抱える欠点と思われるものを誹謗・中傷、貶す、差別するなどし、さらには他人をそのように扇動する発言のこと」というのが、ほぼ通説となっているようであり、

議論のあるところとしては、例えば宗教的象徴を中傷する漫画や動画の公開や、歴史的経緯を踏まえた上で宗教的象徴をを焼却する行為、国旗の焼却行為、デモやビラの配布行為といった非言語による意思表示形態などもスピーチに含まれるのではないかというところではないだろうか?

 

このように定義されると、昨今、中止が問題となった「表現の不自由展」は、ヘイトスピーチに十分該当する案件であると考えられるが、マスコミや識者と呼ばれる人々の多くが、言論の自由、表現の自由を侵害する行為だと報道していたし騒いでいたのだが、その論理からは、ヘイトスピーチも言論の自由、表現の自由として保障されることにならないだろうか?

 

少なくとも、ヘイトスピーチを禁じる理由が、「他者の権利及び自由を侵害する権利は何人にも認められない」とする人権保護の理念に基づくものであるならば、芸術作品であろうが、文芸作品であろうが、他者を傷つけ、不快にするという他者の権利侵害を認めることは出来ないはずであり、これらの行為が認められると主張するならば、ヘイトスピーチは受け入れなければならない行為ということになる。

 

現状、言論の自由を抑制して、ヘイトスピーチを禁じる方向に法規制が動いている以上、漫画、映画、文芸作品、芸術作品であろうが、言論の自由若しくは表現の自由で禁じられる対象となるものが指摘されるのは当然の理であると思う。