ゴーン会長が逮捕、給与が云々

外国人労働者の問題、ブラック企業の問題

 

これ、皆、原因というか問題の根っこは同じじゃなにだろうか?

 

人件費を削って利益を上げる・・・経営上、必要なことではあるが、それが行き過ぎた結果だろ?

 

人がいなければ組織が成立しないという原則を無視し、組織を如何に安く成立させるかを求めた結果、正規雇用と非正規雇用の区別すら曖昧になり、正規雇用の時間給は非正規雇用の時間給以下というような企業が林立し、ブラック企業と呼ばれる現状

 

産業革命時の資本家と労働者の関係を再現するような状態になっていると感じる。

 

出資者、株主という資本家の為に労働者の賃金が搾取されていると言われても仕方のないほど、人件費を如何に抑えて利益を出すか?、それが成功した経営者は「コストカッター」と呼ばれ高給を得る。

 

今、正すべきは、正規雇用をベースとして、非正規雇用は雇用の保証が低い分、最低賃金は高くなければならないし、最低時給は正規雇用に適用し、基本給、労働時間など、基本となる数値を法に明文化することであろう。

 

少なくとも、労働条件を改善し、外国人労働者が安く雇用できる労働者にならないようにしなければ、日本人の安全も安心も揺らぐことになる。

 

安倍政権を支持する私であるが、敢えて言いたい。

 

今のままでの外国人労働者を増加させる入管法改正は、小泉純一郎元総理が行った、人材派遣法改正に並ぶ、労働者の権利、賃金をないがしろにしてしまう愚策になる懸念を禁じ得ない。