昔、「あぶない刑事」というドラマで。柴田恭兵演じる大下勇二が相棒の舘ひろし演じる鷹山との掛け合い台詞で
勇二
「お前の欠点を教えてやろうか育ちが良すぎるんだよ。だから、誰でも信じ てしまう。」
鷹山
「それは欠点でなく美徳って言うの。お前は育ちが悪すぎるんだよ。」
まぁ、こんな感じだったと思うのですが、今のメルセデスのドライバー二人を見ていて、この台詞を思い出しました。
二人とも、私に比べれば遙かに育ちが良いのですが、イメージとして、良いとこ育ちのニコと野生児のルイスって感じがしませんか?
育ちの良さが、精神的な弱さとして出ているような感じのニコ、ルイスも強靱な精神力というイメージはありませんが、集中力と速さへの挑戦で考えることを押さえ込み精神的な弱さを封印している感じで、
「育ちの良いおとなしめの坊ちゃんVS少しばかり育ちの悪いガキ大将」
そんな図式に感じています。
残り数戦、ルイスの理論的数値を凌駕するような走りとニコの計算された走りがどうなるのか・・・二人だけで争えないのがF1ですから、マシントラブルやアクシデント、他のドライバーとの争い、なかなか楽しませてくれる終盤戦です。