F1人気の凋落が現実味を帯びてきたのか、様々な改革案が出始めています。


私が読者になっているブロガーさん達の記事にも、色々な意見が出ていたので、短く書くのは難しいですが、少し書いて見ようと思います。


F1の面白味が少なくなった理由は、単純なものではないので改革は簡単なものでないということは、多くの皆さんは気付いておられると思います。


科学技術の進歩は、原材料などの材質や空力、構造、エンジンなどを大幅に進化させましたが、それは費用をかければ解析を進め真似をしやすくなったことでもあり、技術規則によって開発の隙間が少なくなったことは、新しい技術を持ち込むスペースが小さくなったことを意味し、僅か0.1%程度の性能アップに億単位の費用をかけられるチームが優勢になってしまうという現状を生んでいます。


簡単に言えば、小さなパーツを作るのにも数千万の費用がかかり、そのパーツを小さなチームは2個しか作れないとして大きなチームは数十個単位で作れる。


技術規則が厳しい中、大幅に性能アップするパーツはないので、出来る限り性能アップの高そうなパーツを2個作っても、僅かな性能アップしかないパーツを数十個作られてしまえば、僅かが数十個集まれば、かなりの性能アップになり、資金の無いチームは太刀打ちが出来ないことになります。


その中で、予算を限定すれば、費用をかけても勝ちたいワークスにメリットが無くなり、限定しなければ中堅以下のチームは競争力を保てず潰れていくというのが、根本の問題です。


そして、空力の進歩はマシン同士が接近すると後方のマシンは空力の安定を失うので抜きにいけないという現状。


技術的な進歩が行き詰まり、大手メーカーが技術開発と宣伝という大義名分を得るためのPUが、迫力を奪う結果となった。


この辺が大まかな、原因でしょうか?


空力を制限すれば、バトルは増えるでしょうがダウンフォース不足はクラッシュの増加につながり安全性を問われることになりますし、当然、ラップタイムも落ちますから遅くなったといわれるでしょう。


費用の問題に関しても、大きいチームと中堅チーム、新参チームの全てを満たさなければならない。


マシン開発も、F1の面白味の一つなので制限をかけすぎるとF1で無くなってしまう。


結果、小手先の改革に終始しているのが現状でしょう。


レースを面白くするためには、ダウンフォースを減らして走行ラインの選択肢を広げ、バトルをしやすくし、コーナリング速度が下がればクラッシュによる危険も減るからと、多少の危険に目をつぶるようなことをしなければならないのではないでしょうか?


正直、70年代後半のF1を知る者からすれば、危険だからこそ、高いレベルでの信頼感が必要になり、他のマシンへの接触や、ライン内側にスペースを空けるなどの暗黙の紳士協定が生まれるでしょうし、見ている側も緊張感を持って観ていられると思うのですが、これは認められないでしょうね。


レースを面白くするために命を削った時代に逆行しろとは言えませんものね?


結局、費用を限定して、自動車メーカーが参戦するメリットがあり、レースが面白くなるような改革は難しいのですから、何が成立しなくくてもF1が成立するのかとい視点から始めなければならないのでしょう。


バーニーが、金儲けに走りすぎて新興国でしかF1が開催出来なくなったと言う人がいますが、それは事実でも一側面でしかないと、私は考えています。


彼が、いなければF1の商業価値は、これほど上がらず、もっと早い段階で窮地にたっていたのではないかと思うからです。


やはり、長くなってしまったな。(笑)