私が、F1を見始めた頃、モナコとロングビーチが市街地コースでした。


当時のF1はダウンフォースが今より少なく、マシンも小ぶりであったことから、全く抜けないということは無かったと思いますが、何せダイジェストの放送しかありませんし、具体的な内容は活字媒体で得るのが中心、あとはドキュメント映画などの映像。


ですから、モナコはクラッシュか、稀に決まるオーバーテイク、そして何より今風に言えば、セレブな方々の映像ばかり。


だから、当時は一番観たいGPでした。


レース好きな先輩と、いつかはモナコ観戦、モナコに宿泊出来る程の余裕は絶対に無いから、ニースに泊まって、国際免許でレンタカーでモナコ近辺まで行きスタンド観戦・・・なんて妄想していました。


映像での、海、ボート、F1マシン・・・風景と解け合うF1がモナコの魅力なのですが、私達が憧れたモナコは、一万回に届こうかというギアチェンジによるドライバーとマシンの消耗、エスケープゾーンの無いコースでのギリギリの攻防、寸分の狂いも無く周回を重ねると思っていたF1パイロットが、実は毎周、違うラインを通っているというジャーナリストの記事や画像に興奮していたのと、ロージズバーやパーティーでのレーサー達の人間味溢れるエピソードに感動していたから、当時はモナコがベストだったのです。


つまりは、モナコが一番、情報に溢れていたということなのです。


フジテレビで中継が始まってからは、現地での観戦は???って思いになりましたよね。


今では、間近では観られそうですが、パレードのようなレースと滞在費用を考えたら、マレーシアに宿泊してシンガポールGP観戦の方が楽しそうなんて思えます。


それだけ、F1が身近になったということなのでしょう。