最近に始まったことではないのだけど、テレビでうけているというお笑いを面白いと思えない自分がいる。
当然、好みの分かれる話なのであるから大した問題ではないのだが、芸人の冠番組の多くが、若手芸人などの弱い立場の人間を先輩芸人がいじったり、強引に何かを買わせたり、お金を支払わせるなどの、相手が困ったり、嫌がったりするのを見て笑うという、いわばイジメの構図に似たようなものが多く、私には笑う前に嫌悪感がくるとい話なのである。
ま、どうせテレビのやらせであろうことからも、そのように見せているだけであろうし、そう見せる演技が評価なのかも知れないが、他者をイジメて笑うというのは、芸と呼べる物ではないと思う・・・なぜなら、素人が他人をイジメて笑っているのと同じならば、素人芸ということになるであろうからだ。
ここで、何故と言われそうだが、私はアイドルである「ももクロ」を、お笑いとしても面白いと思っている。
芸があるのかと言われると???マークなのだが、グループ内での突っ込み合い、いじり合いで、笑いを完結させているところに好感が持てるのである。
誰に迷惑をかけるでもなく、誰かをいじめるでもなく、大御所やお笑い芸人と絡んでも、自分達の世界に引き込んで笑いにしているし、芸人をいじる時には、お約束という、俗にいう決まり事を守ってのものであることが大方の人間に分かるように行っているので、嫌みが無い。
私は、古典落語や漫才をべつにすると、コント55号・・・萩本欽一のお笑いが好きであり、人を傷つけずにホッとした笑いを得るのが素晴らしいと思っているが、そのような中でも、人を傷つけてしまうことがあることを萩本氏は示唆し、反省しながらやってきたと語っていた。
私にとっては、ももクロのお笑いと萩本氏のお笑いには通じるところがあり、見ていて楽しくなるのであるが、釣瓶師匠を始め、多くのお笑い芸人がももクロをお笑いの現場に引っ張り出すのは、同様のことを感じているからなのではないかと思っている。
最後に、ももクロのリーダーが
チューボーですよで、堺正章に
「どんな風に死にたいですか?」と、笑顔で訊いたのには大爆笑でした。