今回の家族旅行、目的は二つありました。


R君家族と一緒にスパリゾートハワイアンズで遊ぶことと、ブログ仲間のおやじさん御夫婦にお目に掛かること。


おやじさんにお目に掛かることと息子夫婦を紹介することが大きな目的でしたので宿泊先以外を動くことは考えていませんでした。


正直なところ、遊びに行っている者が被災現場を観ることは、被災者の方々への冒涜にあたるのではないだろうかという思いと、復興の現場に携わっていた先輩から、「お前は一度現場を見ておけ、考える力と感じる力がある者は見ておくべきだ。」という言葉を貰っていましたので一度は現場をと思いが交錯する中で、おやじさんに案内を頂き被災地に入りました。


絶句・・・・その言葉しか無く、これ見よがしに手を合わせることすら憚られるような現場。


心の中で手を合わせながら、津波の凄まじさを感じながら家族を見た時、同じ思いを共有していると感じることが出来たのは幸いでした。


今回の旅行で一切の撮影をしなかったのは、自分達が浮かれ気分で観光に来たのでは無く、この目で真実の姿の一部でも見届け記憶するという行為にしたかったからなのですが、家族の誰一人としてカメラを手にしなかったのは興味本位では無く事実を見ようという思いの表れだと思っています。


復興へ向けて頑張っておられる被災地の方々を間近にし、2年たっても動けずにいる方と既に動き出している方の開きは大きいものの客観的にみて復興に向けて動いていると感じられました。


まだまだなのは確かですが、マスコミが言うような何にもされていないというようなニュアンスではないことは確かだと思います。


また、何年後かに更に元気さを取り戻した福島を観に来たいと思った次第です。