現代F1においてスポンサーは欠かせないものだが、その態様は変化しているという記事が、トーチュウ・モーターエクスプレスに掲載されていました。


今宮 雅子さんのコラムなのですが、要約すると


スポンサーシップと呼ばれていた時代は、マシンのスペースを買いステッカーを貼って、テレビで何分間流れたからテレビCMに対していくら。


日本企業も、そのイメージを持っているのかも知れない。


パートナーシップと呼ばれるようになった現在は、F1を世界規模のマーケティングツールとして捉え、ファンイベントを開催してパートナー企業に直接的なリサーチの場を提供したり、ITを利用して僅かな資金で効率よくユーザー層を把握し要求に応えようとする時、世界中のF1ファンのユーザー層のポテンシャルは驚くほど高く、アイデア次第で多くの人々を掴める。


早く言えば、受動的なCM媒体から、能動的かつ直接的にアピールの出来る場へと変貌しているのに、日本企業は気付いていないのではないかと言う話です。


スペインのサンタンデール銀行を例にとり、経済危機が深刻化するスペインで堅実な商業銀行が何故スポンサーを続けているのか、市場を世界規模として捉え展開することで、スペインのバブル崩壊による痛手を最小限にとどめて純利益が一時期より減っても利益を確保し健全な経営を保っている。


ユーロ圏以外のイギリスや中南米のユーザーの信用を確保し、これから顧客となる若い世代の共感を得るため、最大限にF1をマーケティングツールとして活用出来ているからだと結んでいます。


業種にもよると思うのですが、少なくとも自動車メーカーは能動的に利用することが出来ていなかったから撤退となったのでしょうね。


日本でも、元町や千葉でのデモランでレッドブルがどれだけの人を集め、どれだけの物を販売出来たのか、ボックスカーGP等もF1のそれがあるから人を集められる、知名度の上げ方や利益に結びつけるのに企業とチームがアイデアや労力をかけて相乗効果を生むことが、パートナーシップと呼ばれる所以なのでしょうね。


そういう意味では、不景気だけで無くグローバル化が不十分と指摘される日本ではメリットを見い出し切れないのかも知れませんね。