トーチュウコラム「今宮 純の目」で、今宮さんがイタリアGPでのアロンソの三重苦を述懐。
ベルギーGPでのクラッシュで、細部パーツにいたるまで全てを交換、メカニック達の不眠不休による作業で修復されたマシンは、今までに無かった信頼性問題多発、エンジン、ブレーキ、ギヤボックスにいたるまで、まるで二流チームのような状態を我慢していたアロンソ。
土曜予選のQ3ではリアサスの基本部分に不具合が発生、修復時間も無いままの特攻出撃を余儀なくされ、マクラーレンが短いミーティングで、さっさとホテルに帰るのを横目に、フェラーリの長いミーティングに最後まで付き合う。
フェラーリスタッフは連日の残業状態で、モンツァに懸ける意気込みを、プレスルームのベランダで見ていた今宮さんは、痛感したそうです。
その総力戦の決勝レース中、フェラーリに惨事が発生、マッサの無線でテレメトリーシステムがダウンしたとの情報は把握していたそうですが、実は電源そのものがダウン、フェラーリピットは一時的な停電状態に見舞われ、テレビ画面すら見えない状態だったことが後に判明。
レース情報戦で遅れで敗退も覚悟せねばならない状態で、ベッテルに押し出されフロアを一部破損、テレメトリーによる走行状況異常もリアルタイミングでキャッチできず、ドライバーに伝えて制御することも出来ないまま、ペレスに抵抗できず3位に・・・。
それでも、3位15点をゲットする危機管理の出来たドライビングを見せる。
レース後、ミーティングを終了してファンにもみくちゃにされながら帰っていったのは午後7時過ぎで、イタリアGP中初めて、日の沈む前に帰っていったそうです。
この記事読んでいて、自分がスタッフだったら燃えるし、感動するし、必死になるだろうなと思いました。
ちょっとマシンが決まらない位で、チームスタッフに文句言いまくるドライバーには出来ない芸当で、チームを引っ張るというのは、こういうことなのだと感じ入りました。
メルセデスのシューマッハーも、このような感じでチームを引っ張っているのでしょうし、跳ね馬時代もそうだったようです。
若い頃はやんちゃでも、大人になったとき責任感を見せるドライバーへの信頼は厚いのだと思います。
バトンも、きっと、こんな感じだから、成績以上に評価が高いのではないでしょうか?
やっぱり、F1は奥が深いわ!