私は、以前から人の幸福は時として他者の不幸の上に成り立っているのではないかと思うことがあります。


人は人を傷つけずに生きたいと願っていても、傷つけていることに気づけないことがあり、自らの幸福の裏に傷ついている人がいるかも知れない。



そんなことを考えたことはありませんか?



例えば、恋人同士となって喜んでいる二人がいる。


略奪愛ならば、傷ついた相手を知ることが出来ますが、片思いでいた人がいたとしたら・・・当然、その人の存在を知ることもないと思うのです。



息子と娘の挙式を終えて、家族が増えた喜びに溢れる我が家は、家族が離れていった娘の実家家族の寂しさの上に我が家の喜びがあるのだと、改めて感じているのですが、ひょっとして息子や娘を密かに思っている人がいたら・・・子供達の幸せも、その人達の幸せの上に成り立っていることになります。



そこまで考えていたらキリが無いと思われる方も多いでしょうが、思いやりを持つというのは、目に見えない人のことも思ってこそだと、私は思うのです。


そして、目に見えぬ人を思うからこそ、人は謙虚になることが出来るのではないでしょうか?


私は、幸福を感じている今だから、このことを子供達に諭したいと思うし、自分自身にも言い聞かせて、幸せを噛み締めたいと思っています。