昨日、来日されていたブータン国王夫妻が、帰国されたそうですね。


決して、経済的に裕福と言えない国でありながら、国民の幸福満足度の高い国だそうです。



今の、日本では経済的な満足度と幸福の満足度は、かなり密接に繋がっているように感じますから、ある意味羨ましいと思います。



語弊のある言い方ですが、国が経済的に恵まれていないということは、国民の多くが、経済的に恵まれていないということになろうかと思いますが、私は、その方が幸福を感じやすいのではないかと思っています。


経済的に裕福になると、更に裕福になろうと上を見てしまい、経済的利益を追い続けてしまうのが人の性。

そこに、自ら歯止めを設けなければ、そこには常に渇望しかうまれないのではないでしょうか?

そして、自ら歯止めを設けることは難しい・・・故に人は欲望の渦の中を彷徨って行くことになる。


私は、時折、そんな風に感じてしまいます。


周囲が皆貧しく、経済的な裕福さを求められなくても、生きていくことに支障の無い生活ができれば、経済活動以外のことに時間を割くことが出来、そして何よりも、助け合わなければ生きていけない状況にあれば、人は助け合うことで、それぞれの価値を認め合える。


ブータンの幸福は、そのような中で生まれているのではなかろうかと、勝手に想像している私です。


お金が少なくても、長寿じゃなくても、幸福を感じられるのは、人が人に優しくできる環境、競争があっても、勝者が敗者を讃えられる競争がある社会なのではないでしょうか?



大相撲で勝ち誇らないのを美徳としてきた日本人の文化の本質には、敗者への労りが存在していたように思います。


建前の文化と言われても、やせ我慢をして美徳と自尊心を守ってきたから、道徳観溢れる生活が出来たのではないかと思います。



教育の問題だけでは、語れない問題ですが、人によって価値観が違う中、国民の幸福満足度が高い国から、学ぶべき事柄は、多いのではと感じました。