私は、ホンダ車が大好きなのですが、時々、何故?って、聞かれます。
大抵の人は、F1好きだからでしょ?とか言うんですよね。
そして、作りがチープなのにとか。言うんです。
浅い!、実に浅い!
良くも悪くもこだわりがある車、個性のある車だから好きなんです。
もともと、子供の頃から、変な車作っているなとの認識は持っていました。S800なんか、4輪車なのにチェーンで動くし、時々、チェーン張らないといけないし、NT360って軽トラ、エンジンDOHCだし・・・。
先輩が。ダートラやっていて、コース整備用のNTに土嚢積んで、バランス取って走ると、ダイハツフェローとかより速いんですよ。そんな軽トラ、いります?
で、テーマが、何でF1かって?
それは、私が自動車板金の会社に勤めていた時、ホンダの指定工場で、腕の良い職人さん(私の師匠)がいて、NSX修理の指定工場にもなっていたんですよ。師匠は、栃木の技研まで、講習を受けに行ってましたし、技研からも、職人の技術の確認や、個別の塗装技術を教わりに来るなど、さすがF1やってる技術屋集団なんて思っていたら、ある時技研から来た人、F1のV12エンジンの製作に関わっていたそうで、教えてもらってビックリしたのが、
相手 「あの、吸気トランペット、アルミの無垢材から、1個1個、削り出しだぜ。」
自分 「えっ、金型じゃないんですかぁ。でも、IC旋盤だから出来るんですね。」
相手 「お前、馬鹿だろ?ホンダだぞ!職人の手出しに決まってるだろ!
1000分の1ミリ出せる旋盤より、吸気抵抗が少ないんだよ!」
自分 「それ、1個いくらするんですか?」
相手 「知らないよ、売ったことないもん。でも、他のパーツのこと考えると
1個10万以下は無いな。15万位じゃないか?」
って、おい!エンジン1基のトランペットで120万から180万て、変だろ!
因みに、NSX、油圧パイプの取り回しが大変なんで、パワステは、F1と同じ電動。
CR-Xに積んだ、初期型VTEC、高回転カムに切り替わる瞬間、ターボより危険。
低回転では、普通の乗用車のエンジンが、突然バイクみたいなレスポンス!
修理済で納車。首都高自走中、料金所で、アクセル踏んでスタート。
普通に走り出して、3500回転超えた瞬間、ホイルスピンしながら急加速!
こりゃ、事故ると思ったら、VTEC、マップ変更になって普通になっちゃった。
そんな、変わった車が出て来るから、ホンダ好きなんです。
もう1個、川本元社長が、技術屋をやっていた時、オートマのミッションを
自社開発しろって言われて、開発中。
どう考えても、トヨタとかから買った方が早いし、開発コストもかからないと、
話していたら、突然スパナが飛んできて、振り返ると、本田 宗一郎氏
「てめぇ、川本!技術屋が、人様の技術買ったら技術屋じゃねえんだよ!」
と、一喝。それが、一生の支えとなり、社長になり。F1復帰に繋がったそうです。
あと、先輩がモンキーってバイクに乗っていて、ホイルが駄目になり、パーツを
注文に行ったら、古すぎて、この型のスチールホイル、部品がもう無いと、言われ
諦めかけたら、少し時間を頂けませんかと、メーカーの人。分かりましたと、返事
をして、数日経ってから電話があり、アルミならば、ホイルを用意できます。と、
言われて、お願いして、部品が到着。前後1セット。いくらですか?と聞くと、元の
スチールホイルの値段で結構です。部品のない、うちの落ち度ですからと言って
いたそうです。これ、アルミでパーツ受注作成したオーダー物だそうです。