近親者を亡くしたことのある人なら分かると思うが、葬儀を終えると本当にあっという間に四十九日がやってくる。
私たちも葬儀が終わった10日後には、四十九日の予約を行っていた。
四十九日の後は1周忌、3回忌がある。
これらを行う頃には義父は義姉の家の近くに住んでいるはずなので、義姉の家の近くのお寺を葬儀屋に探してもらったが、近くに提携しているお寺がないと言われてしまった。
義姉は、1周忌までにお寺を探しておくと言うので、今回は葬儀の時に来てくれたお坊さんのお寺ですることにした。
購入した仏壇(その時の記事はこちら)も到着していたので、開眼供養も併せて行ってもらうことにした。
私はお経が読まれている間、配られた浄土真宗の教本を熟読した。
間違っているかもしれないが、私の理解では、「南無阿弥陀仏」と念仏すれば、すべての人は極楽浄土へ行くことができるという教えが書いてあった。
人の悪口を言ったり、愚痴を言ったり、怒ったり、生き物を殺したりしちゃいますよね。でも、阿弥陀様はそのままの人間を受け入れてくれますよという感じの教えだ。
私は、カトリックの中高に通っていたが、カトリックの教えは、「なんじの敵を愛せよ」「右の頬を打たれたら左の頬を差し出しなさい」といったものだ。
純粋無垢だった頃の私は、この教えがとても高潔なものに聞こえた。
しかし、社会人になり世の中の様々なことを知った今、高潔な教えよりもすべてを受け入れてくれる浄土真宗の教えの方がしっくりくるような気がした。
四十九日もお葬式同様、家族のみで行い、費用は4万5千円。
四十九日が終わると、私は葬儀の時に頂いた香典返しに着手した。
それと同時に、生活費もだんだん少なくなってきてしまった。。。