告別式当日、義母が一足先に会場に向かう際、義母が亡くなったと聞きつけた10人以上の近所の方たちが喪服を着てお見送りをしてくれた。

門送り(かどおくり)というらしいが、初めての体験だったので少し驚いた。

義母は近所の人に愛されていたんだなと思った。

 

告別式は義実家の近くの会館で行われた。

「小さなお葬式」という名前から8畳くらいの部屋でやるのかなと思っていたが、50人以上入れそうな大きな会議室のような場所だった。

 

棺に入った義母とたった9人の出席者、親戚からのたくさんの供花が飾られていた。

お寺との付き合いもなかったので、葬儀社に紹介を受けたお坊さんがお経を読んでくれた。

 

告別式はあっという間に終わり、車で火葬場へと移動した。

 

火葬場は思ったよりも多くの人であふれかえっていた。

毎日たくさんの人が亡くなっているんだなと改めて実感した。