いつまで続く?監査法人の早期退職について | ヘッドハンターのブログ

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7月に発表された有限責任監査法人トーマツ続き、

有限責任 あずさ監査法人において、早期希望退職者を募る事になった。


これで、ついにBIG4と呼ばれた監査法人全てにおいて人員削減が行われた事になる。


参考までに、有限責任 あずさ監査法人については、BA事業部(ビジネスアドバイザリー)と呼ばれる部門

(旧:KPMGビジネスアシュアランス)のみを対象に、約50名程を募集する。

今年の春位から噂されていたが、近々人事制度の改定を行うので、そのタイミングに合わせたのであろう。

先々週辺りから、現実味を帯びた話となっていた。



参考までに、有限責任 あずさ監査法人は、

大手監査法人の中でも他社に先駆けて、非監査業務に力を入れ、結果、売上を大きく伸ばし、

比較的業績も大手の中では良い方だが、兜の緒を締めると言う事だろうか。


また、聖域ない改革という事で、人事制度についても改定に取り組む。


http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C889DE1E6E0E1E6EBE4E2E0E6E2EAE0E2E3E39686E2E2E2E2



親子上場の廃止並びにIPOの激減等による、監査報酬の減少もあり、

業界全体的には、少なくともあと、2,3年は厳しい状況は続くであろう。


個人的には、人員削減も経営戦略の一環として、否定しないが、

厚遇されたパートナーの退職金や、年金制度、

更に、今までの上りだけのエスカレーター方式での人事制度などの改革に

是非、取り組んで欲しいと思う。







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