海外製 人気ブランドのアクセサリー ( VivienneWestwood社製 )
『 チェーンが切れてしまったので繋ぎ直して欲しい 』というお直し依頼です。
アパレルのアクセサリーは2種類あり、貴金属素材 と 卑金属素材 があります。
貴金属はジュエリーの工法で加工すれば良いのですが、
卑金属はジュエリーの工法では修復ができません。
貴金属は「 刻印 」が打たれており地金が何であるかを記しています。
例:925.950.1000、K9.10.14.18.24、Pt800.850.900.1000、その他
そして、ご依頼品は 卑金属 のアイテムとなります。
チェーンの一部が切れて離れてしまった状態です。
■ 破損 全体像
各写真に書き込まれている 黄色矢印 部分の丸管 で チェーンを連結させて1つのアクセサリーを構成しています。
ひと昔前までは、簡単に連結しただけのアクセサリーが多く出回っており、
テンションによる連結管外れが多く発生していました。
ですが、こちらのアイテムはジュエリーの様に、連結丸管全てを半田留で繋いでおり、
ある程度までのテンションに耐えうる構造になっています。
しかし、連結処理がしっかりしていても、チェーンの耐久性が低いと途中で切れたり、外れたり等の不具合が発生します。
赤矢印 部分でチェーンが1コマ破損して切れてしまっています。
昔の製法のままであれば、切れてしまったエリアのチェーンを新しいチェーンと交換するだけでよかったのですが、
現在の卑金属製アクセサリーは連結部分の合口を完全に無くしているので、容易にチェーン交換ができません。
このブランドは随分前に現在の製法を取り入れていましたので修復復元は大掛かりでした。
卑金属素材は、素材の色が金でも、銀でも無いので、色付をする必要があります。
銀、金、ピンク、黒、の色付は メッキ で行うものなので、金属素材で形を形成したらメッキ加工で着色して色分します。
卑金属製品のチェーン切れにおいては、ジュエリーで行うロウ付加工を用いてしまうと、
チェーンが溶解したり、素材やメッキが焼けて真っ黒に剥がれたりしてしまいます。
貴金属と卑金属では素材や製法が全く異なるため同じ加工方法が使えないのです。
上写真、赤矢印のように 極小C管 だけでチェーンを繋いで終了するお直し方法も存在しますが、
当社は、C管での簡易修理は受付け致しません。理由は簡単、直ぐに外れる からです。
連結している管は K18 です。
この K18管 だけを溶接してつなげます。
下の写真が、合口の溶接が完了したものです。
■ 修復完了 全体像
連結付近のチェーンも熱エネルギーで破損することもなく無事に完成!
お修理なのに、更に壊したら意味ないですからね。
今回の修復、追加部品のサイズによりますが、6千円【税別】くらい。
チェーン、丸管、を貴金属へ変更も可能です。
925へ変更する場合は、全体にK18GP加工が必要になります。
交換の際、長く・短く・太く、等のオーダーも可能です。
ブランドロゴ付の『 タブプレート&カニ管 』は流通がないので新品交換はできません。
これは全てのブランドが同じです。
カニ管の破損に関しましては、破損状態により修復が可能となりますので現品確認で解ります。
特殊な製品は手間が掛かるので費用はそこそこ必要です。
まあ、カニ管を修理する会社は殆ど無いと思います。
お修理できないと言われた。受付拒否された。どうしても直したい。
ご相談ください。
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