ヴァレンティノガラバーニのジャケット
ジャケットの多くはセンター・シーム
(背中中央の縫い目のこと)
だけどあの日私が買ったジャケットは
スパイラル・シーム
(らせん状の縫い目のこと)
これはドレスでよく見る縫い方だけど
ヴァレンティノはそんな根本的な思考なんて
すっとばしちゃうの
ドレスでは表現できない気品
肩幅の広い私にとって
より華奢な女性を演出してくれる大切なジャケット
私は6日間イタリアで見たもの
聞いたもの
触ったもの
これは今でも忘れていないわ
そして他のブランドはすっ飛ばして
(だからどんどんブログに書くから待ってちょーだい)
帰国して
その時買ったグッチのフェミニンラインのシルクドレス
ヴァレンティノのジャケット
ジョルジオアルマーニで買ったネックレスとパンプスを合わせて
20歳の誕生日のパーティーへと向かったの
この時
私は学生でもあり社長でもあると同時に
様々な企業のインターンシップに顔を出していたの
ビジネスにもいつの間にかハマったのね、きっと
紹介やら
新地の会員制のバーに出入りするようになって
いつの間にかそんな人らと親しくなったわ
この
男らしい性格のおかげでね
その時知り合った
京都でかなりの知名度のある企業の方々が
(京都の方は京都人にかなり親近感を抱いてくれるわ)
私の為に誕生日パーティーを開いてくれたの
ほら
こんな男らしい女でしょ?
可愛いから気に入られるんじゃなくて
根性のあるところがすっかり気に入られてね~
誕生日
大阪のリッツの会場を貸しきってお祝いをして頂いたわ
企業の役員…
のおっちゃん
政界…
のおっちゃん
あと同い年の学生起業家
数名
そ
誕生日パーティー兼
このパーティーは人脈作りみたいなもん
若手の社長にとればね
私?
私は違うわよ
会場に入る
正直
その会場にいるどの女性よりも
良いモノを身にまとってたと思うわ
グッチのドレスは歩く度に風になびいて
ジョルジオのお靴は歩く度
私の足をしなやかに魅せてくれるの
ジャケットは、暑かろうが着るのよ
男性の前でドレス1枚で歩くのは
未だに無理
そんなの
旦那の前だけで素肌はさらけ出せばいいのよ
どんな凄いといわれる人がいようとも
どんな学生がいようとも
私は臆することなく歩いたわ
微笑んだわ
沢山の人との名刺交換
ほとんどの人は私を社長だと思っていたわ
でもね
この日から私の名刺は変わったの
私の仕事はね
バイヤー
完璧な自分
その日の私は完璧な女優になりたかったの
でないと誰も私の話なんて聞いてくれないもの
最初に食いついてきたのは
同伴されている奥様やご令嬢方
そして今も
「おっちゃん」と呼んでいる企業のそうそうたる方々
良いもの
本物を身につけたい
完璧な美しさ
完璧な自分にもなりたい
そんな一心でファッションオタクになった私は
完璧な美を求める人達のバイヤーになったの
この日からね
何で?と思うかしら
私のこれまでのファッションに対する思いや
本物へのこだわり
そして過程
それらをゆっくりと説明させて頂いたのよ
そりゃ
中には「若いなぁ」で終わる人もいたわよ
この日以降
私はかなり扱いにくいバイヤーになったわ
私は人を選ぶもの
私はまだ24歳のひよっこ
当時でようやく20歳
でもね
そんな私から見ても、輝いている人間か
そうでない人間かは解るわ
私は輝いている人のバイヤーになったの
そして
本物を知ってもらうバイヤーになったの
お金があるからエルメスを買う
高いものを持つ
でもね
本当に贅沢な人間はね
それだけじゃ満足できないもの
知りたいもの
ファッションで感動したいんだもの
美しい自分に酔いたいもの
私はそんな人のバイヤーになったの
今も私はバイヤーよ
ごく少数のね
私はそんな方々をお客様だとは思っていない
友達のように話し
笑う
時に喧嘩もして、最後は笑って私は本物を買ってくる
ただ何も知らずに
成金精神でブランドを買うような人にレアなアイテムは渡さない
そんな人は
私なんかご所望しなくたって
お金だけでレアなものを手に入れればいいもの
そんな人の上を歩く
本当に贅沢な人だけのバイヤーに私はこの日
ヴァレンティノの心地よいジャケットに包まれて
本当の意味で誕生したの
ジャケットの多くはセンター・シーム
(背中中央の縫い目のこと)
だけどあの日私が買ったジャケットは
スパイラル・シーム
(らせん状の縫い目のこと)
これはドレスでよく見る縫い方だけど
ヴァレンティノはそんな根本的な思考なんて
すっとばしちゃうの
ドレスでは表現できない気品

肩幅の広い私にとって
より華奢な女性を演出してくれる大切なジャケット
私は6日間イタリアで見たもの
聞いたもの
触ったもの
これは今でも忘れていないわ

そして他のブランドはすっ飛ばして
(だからどんどんブログに書くから待ってちょーだい)
帰国して
その時買ったグッチのフェミニンラインのシルクドレス
ヴァレンティノのジャケット
ジョルジオアルマーニで買ったネックレスとパンプスを合わせて
20歳の誕生日のパーティーへと向かったの

この時
私は学生でもあり社長でもあると同時に
様々な企業のインターンシップに顔を出していたの
ビジネスにもいつの間にかハマったのね、きっと
紹介やら
新地の会員制のバーに出入りするようになって
いつの間にかそんな人らと親しくなったわ
この
男らしい性格のおかげでね
その時知り合った
京都でかなりの知名度のある企業の方々が
(京都の方は京都人にかなり親近感を抱いてくれるわ)
私の為に誕生日パーティーを開いてくれたの
ほら
こんな男らしい女でしょ?
可愛いから気に入られるんじゃなくて
根性のあるところがすっかり気に入られてね~
誕生日
大阪のリッツの会場を貸しきってお祝いをして頂いたわ
企業の役員…
のおっちゃん
政界…
のおっちゃん
あと同い年の学生起業家
数名
そ
誕生日パーティー兼
このパーティーは人脈作りみたいなもん
若手の社長にとればね
私?
私は違うわよ
会場に入る
正直
その会場にいるどの女性よりも
良いモノを身にまとってたと思うわ
グッチのドレスは歩く度に風になびいて
ジョルジオのお靴は歩く度
私の足をしなやかに魅せてくれるの
ジャケットは、暑かろうが着るのよ
男性の前でドレス1枚で歩くのは
未だに無理
そんなの
旦那の前だけで素肌はさらけ出せばいいのよ
どんな凄いといわれる人がいようとも
どんな学生がいようとも
私は臆することなく歩いたわ
微笑んだわ
沢山の人との名刺交換
ほとんどの人は私を社長だと思っていたわ
でもね
この日から私の名刺は変わったの
私の仕事はね
バイヤー
完璧な自分
その日の私は完璧な女優になりたかったの
でないと誰も私の話なんて聞いてくれないもの
最初に食いついてきたのは
同伴されている奥様やご令嬢方
そして今も
「おっちゃん」と呼んでいる企業のそうそうたる方々
良いもの
本物を身につけたい
完璧な美しさ
完璧な自分にもなりたい
そんな一心でファッションオタクになった私は
完璧な美を求める人達のバイヤーになったの
この日からね
何で?と思うかしら
私のこれまでのファッションに対する思いや
本物へのこだわり
そして過程
それらをゆっくりと説明させて頂いたのよ
そりゃ
中には「若いなぁ」で終わる人もいたわよ
この日以降
私はかなり扱いにくいバイヤーになったわ
私は人を選ぶもの
私はまだ24歳のひよっこ
当時でようやく20歳
でもね
そんな私から見ても、輝いている人間か
そうでない人間かは解るわ
私は輝いている人のバイヤーになったの
そして
本物を知ってもらうバイヤーになったの
お金があるからエルメスを買う
高いものを持つ
でもね
本当に贅沢な人間はね
それだけじゃ満足できないもの
知りたいもの
ファッションで感動したいんだもの
美しい自分に酔いたいもの
私はそんな人のバイヤーになったの
今も私はバイヤーよ
ごく少数のね
私はそんな方々をお客様だとは思っていない
友達のように話し
笑う
時に喧嘩もして、最後は笑って私は本物を買ってくる
ただ何も知らずに
成金精神でブランドを買うような人にレアなアイテムは渡さない
そんな人は
私なんかご所望しなくたって
お金だけでレアなものを手に入れればいいもの
そんな人の上を歩く
本当に贅沢な人だけのバイヤーに私はこの日
ヴァレンティノの心地よいジャケットに包まれて
本当の意味で誕生したの