木版画  牡鹿 | まいどーおおきに 河内の樹々の独り言
木版画

 牡鹿


墨摺り

 墨液 奈良玄林堂
 
 和紙 新鳥の子・あすか・畝




●鹿についてのお勉強 其の参

鹿が群れで生活するのは、外敵におそわれないようにするためです。
仲間の中には、何か不審な気配にいち早く気づくと、鳴き声によって群れ全体に迫る危険を知らせることで群れを守ることができます。
また、同じ仲間がたくさんいれば、外敵の目をくらますことができ、特定の仲間が狙われないようにする効果もあります。

鹿のコミュニケーションのひとつに、いろいろな鳴き声があげられます。
特に秋のオス鹿の発声する鳴き声は、万葉集の歌などにも詠まれ鹿の代表的な鳴き声として有名です。
ニホンジカの音声のいろいろ

発情期オス鹿が縄張りを主張するとき     フィーョー・フィーョー・フィーョー
                   (フューン・フューン・フューン)     

子鹿を呼んだりするときのメスの鳴き声     チュィーン     

威嚇するとき                  ゲ・ゲ・ゲ・ゲ・ゲ
                                      (グ・グ・グ・グ・グ、ク・ク・ク・ク・ク)     

警戒するとき                             ピャッ
 
※資料は一般財団法人 奈良の鹿愛護会