いとはんのご乱行 その七 友達グループとゆーくん | まいどーおおきに 河内の樹々の独り言

登校して一番仲の良い あずさ に昨日のことを話した。

あずさは両親が歯科医院を経営しているので、普段あまりかまってもらえない。
その反動で遊びは派手だ。
男友達、いやもっと親密な大学生のボーイフレンド2人と、
うんと年上のオジサマともお付き合いしていると聞かされている。

高校一年生で亜希の友達グループは全員未経験者だが、あずさだけはとんでもなく早熟だった。
彼女たちの一番興味ある事は、全部あずさの体験談をもとにしている。

いつも2人のボーイフレンドのスタミナと、おじさまのテクニックの話で終わる。
もっといろいろ聞きたいが、あずさは肝心のところになる話を止める癖がある。

亜希にとって初めての “大事な記念日” になる事を伝えたいのだが、あずさは知ってか知らずかいつものように途中で消えてしまった。

退屈な授業も終わり帰宅の準備をしている所にあずさがやってきた。

「何処へ行くか知らんけど がんばりや 痛かっても我慢しいや 慣れたら気持ちよーなるで」と言って帰っていった。
経験者は凄い、全部お見通しだった。

帰宅して早速風呂に入った。今日はこの前より体の隅々まで念入りに洗った。

下着もお気に入りの花柄にした。

4時過ぎになった、家を出て公園に向かう。
青年の名前は雄三、ゆー君と呼ぶことに決定。

公園に着くとゆー君はまだ来ていないと思った瞬間、後ろから手で目隠しをされた。

手のひらが温かい、気持ちいい、もう少しこのままでいよう 

少しの間じっとしていると背中が重たい、ゆー君が体を密着させてきている。

「重たいよ~」少し甘ったるい声を出す、身体の中からとろりとあふれ出した気がした。

 

“私って濡れやすいのかな これから始まるのにね、夜は長いんだから”