葉月 十六
検査の為、病院に行った。
‘神経根ブロック検査’は二度目なので、痛さも前回と同様と思っていたが、今回の痛さは前回と比べ物にならないぐらい痛かった。
針が神経(?)に当たると、ベッドから跳ね上がるように体がえびぞりになった。普通は痛みを感じると、反射的に身体を丸くするのだが、ベッドにうつ伏せになっているとどうにもしょうがない。
検査の後、麻酔がきれるまで右下半身が完全に麻痺している。右足を軸足にしようものなら体が宙に浮いたような感覚に陥る。
今、やっと麻酔がきれてきた様だ。足の痺れも無くなり‘ヒリヒリ’感もなくなった。
今夜はぐっすりと、よく眠れそうである。
明日の朝は、爽やかな目覚めである事を願う。