「皆さん、元気にしています!」
観て、参りました!
『ウルトラマンブレーザー』映画版です!
素晴らしかったです!
素晴らしかったです!
ファンの方には言わずもがなですが、ウルトラマンブレーザー、かなり攻めた作品と言いますか。
中々、変わり種です。
もっとも、寧ろブレーザーの方が、正しく王道なのではないかという面も?
最初から最後まで一人のウルトラマンしか登場しなかったのは、初?以前にも、一本か二本、有ったでしょうか?
近来のウルトラマン、そもそも設定から昔のウルトラマンの息子だったり。一応独立した物語でありつつ、大きなウルトラマン世界の一部である様な作品、続いていましたが。
それが悪いというのでは、全くありません。
今作、完全に独立しています。
厳密に言えば少しだけ、他の作品世界匂わせる要素も入れ込まれましたが。基本、これだけで完結しています。
歴代ウルトラマン、名前、設定様々ですが要するに、ざっくり言ってしまえば作品世界に於けるウルトラ警備隊の一員に、成ります。
今作もそこは、同じなのですが。
ブレーザーと合体する主人公、ヒルマ・ゲントは、怪獣退治組織SKaRDの、隊長であるというのが新しいです。
因みに、奥さんと子供居まして、家族持ちのウルトラマンも、初でしょうか?
かなり冒険的設定かも知れず、というのは任務の真っ最中に、隊長が何処かへ行ってしまうのか、と!
しかしながら結果、上手く収まった印象。
SKaRDの主力、ミナミ・アンリ隊員が操縦する、かなり可愛らしくもありますが怪獣型巨大ロボット、アースガロンです。
又の名を、アー君。
それこそメカゴジラをカラフルに、可愛くした感じと言いますか!
それで、ヒルマ・ゲントは、自ら先頭に立って部下を引っ張っていく隊長でありつつ、怪獣退治の最前線をアースガロンに託して一歩、引く形に。
故に、ウルトラマンに変身していられると同時に、部下を信頼して任せて自分は後ろに居るという、リーダーシップも生まれるという!
アースガロンとSKaRDの面々との、友情も!
そして、何より印象強いのは!
非常に攻めている、ウルトラマンブレーザーという存在です。
大筋、歴代のウルトラマン、宇宙の平和を守る光の国の戦士。人間と、余りコミュニケーション取っていない場合も有れば、普通にお喋りしている場合も、有りますが。
皆、優れた頭脳、高い知性を持っております。
ですが、ブレーザーは?
地球の言葉を発していないのみならず、動き、仕草、印象は!
ぶっちゃけ、昔のハリウッド映画とかに出て来るいわゆる蛮人のキャラクター、思わせると言いますか。地球人と上手くやり取り成立していないという話に止まらず、必ずしも高い知能、持っていない様にも見えます。
但し!
特筆して強調しなければならないのですが、そういったブレーザー、実に格好良いのです!魅力的なのです!
そんなに高い知能、持っていない様にも見えると書きましたが同時に、宇宙の根源的高い次元で物が見えている様でもあり、やはり偉大なる、ウルトラマンであり。
掴み切れない謎な感じ、異質な存在である事。つまり、宇宙人なのであってその辺りの感覚、SFです!
とにかく、SKaRDの面々、関係性、素敵です。実際の現場の空気も凄く良かったであろう感じ、伝わって来ます。
活劇と、様々なドラマとの融合、バランスの良さ。心地良い世界。
そして、さて、映画ですが!
正直、テレビ本体で、語るべき全て語られ、起きるべき全てが起き、物語は表現され切っているかもしれません。
冒頭、テレビの内容がダイジェストに流されますが、そこでまず泣けますし、一番大切な部分が終わった感覚も?
そういった事を踏まえた上で、本編ですが。
或る種、同窓会と言いますか。
皆の、現状報告と言いますか?
いや、新たに怪獣出現しますし、何だかんだ地球壊滅の危機かとも思われますが。
空気としましては、ブレーザー含む素晴らしき仲間達が元気にしていて、しっかり頑張っているのを確認させてくれる話といいますか!
心地良く、温かい世界。
物語には物凄く、突っ込みたい所も有りますが。それも又、良きです!
中々ブレーザーの出番来ないのも、確信犯と思われ。
ウルトラマン一人しか登場しない作品、と書きましたが。アースガロンとブレーザーの共闘見ていますと。二人のウルトラマンが出ていた事に気が付きます。
余談ながら、戦いは国会議事堂の前に移動しまして。そして、さて、議事堂の扱いは?中々、素晴らしかったりします!
とにかく、色々幸せにしてくれます。
大団円というより、物語は此の先も続いて、色々起きるかもしれないけれど。とにかく、素晴らしい時間がそこに有るんだという話と言いますか。
泣けました。
有難うございました!
有難うございました!
有難う、ブレーザー!
有難う、アースガロン!
有難う、SKaRD!
「俺たちが、行く。」映画の謳い文句となっておりますが。
俺たちとは、観ている我々含めて皆なんだ、という気持ちです!