「サメはとにかく正義、誰に何と言われようと、神。」

 観て、参りました!


 うおおおお!
 うおおおお!

 我等が!
 偉大なる!
 『シャークネード』シリーズ第4弾、『シャークネード4(フォース)』です!

 池袋で、サメ映画上映、『シャークネード』上映のイベント、開催しておりまして。
 嗚呼何と、素晴らしい!

 「シャーク」「トルネード」合わせて、「シャークネード」。
 題名の通り、大量のサメが竜巻に乗って、空中から襲って参ります。
 初めて耳にされた方は、何の事やら判らないかもしれませんが。
 文字通りの、意味です。
 竜巻に乗って大量のサメが、空中から襲って参ります。
 食らい付いてくるのみならず、激突されるだけで人間潰されたり、建物破壊されたりもします。
 立ち向かうは!言う迄も無く、我等が英雄、フィン!
 アイアン・ジーリング、万歳!

 力説しておかねば、なりませんが。
 いや、本当!空中から襲って来る、大量のサメさん達!
 信じられないかもしれませんが、限り無くワクワクさせられます!楽しいのです!

 世の中は、サメ映画観たがる人とそうで無い人、二種類に分かれるというのは事実であり。後者が、多数派であろう事も!
 認めます!

 が、『シャークネード』に関しましては!そういった派閥越えまして、後者の人達でも感じ取って頂ける、魅力!有るのではないかと、感じております!
 それ位、シャークネードという存在、魅力なのです!
 魅力なのです!

 壮大なる音楽と共に宇宙空間、星空を背景に、物語の言葉が立体的に、あたかも宇宙船が進んでいくかの様に画面下から、出て来まして。銀河系の遥か彼方に向かっていくかの様に、段々小さくなりつつ画面内の前方へ、流れていきます。
 上映後に行われました、主催のサメ映画評論家の方達のトークショーによれば、企画書見せて貰った事有るそうですが。堂々、「スター・ウォ◯ズ風に」書いてあったらしいです。

 そもそも原題、『Sharknado 4: The 4th  Awakens』。
 此の当時公開されていた、スター・ウォ◯ズのエピソード7がつまり、『Star Wars: The Forth Awakens』という事で「Forth(フォース)」と「4th(フォース)」。
 『フォースの覚醒』ならぬ、『第四弾の覚醒』?
 訳してしまいますと、シャレは消えてしまいますが!

 そして一方、冒頭のスター・ウォ◯ズ
風の出だし、「Sharknado EpisodeⅣ(エピソード4)」。
 成る程、シリーズ第4作目ですから、実に正当な訳ですが。
 全ての始まりたる、偉大なる最初の『スター・ウォーズ』が、「エピソード4」である事は、言う迄も有りません。

 さて、作品です!
 第4弾ともなれば益々、作品内世界に於きましても観客に対しましても、シャークネードの何たるか等は当然の、常識として物語、進んで参ります。
 本作では、シャークネードが制御される様になり、5年間安心安全が続いている所から話が、始まります。
 何とか社という企業がシャークネード制御装置開発し、全世界、感知すると直ちに何やら装置起動させて、発生防いでおります。
 尚、前作にそういった企業の存在、誕生に絡む何物も、出て来ません。あくまで本作で唐突に、出現します。
 シリーズの特性として、ただこれは、いい加減さというのでも無く。プロの絶妙な感覚に支えられた、バランスでもありますが。
 色々な都合に合わせて、各作品の繋がりであるとか整合性であるとか、所々無視されます。
 勿論そもそも、それぞれの作品内でも荒唐無稽が絶妙に、支配している訳ですが!

 ともあれそんなこんな、本作でもフィンと家族達が、シャークネードに立ち向かいます。
 前作でエイプリルが産んだ子、ギルは可愛い、実に可愛い男の子に成長しております。
 一方、衝撃の、ラストから!エイプリルには!シャークネードならではの展開、待っております。
 そして、シャークネードという存在にも!新たなる、展開が!
 人間の手でコントロール出来ると、自惚れても。自然は、新たな道を見付けて来るのだというテーマを、語っていると。言えない事もないかもしれないかもしれず!

 ラスベガスから、始まり。各地移動しつつ物語、続いて参ります。
 色んな州の微妙な、或いははっきりした違いみたいな要素。実際に現地で撮ってるかはさておき、興味深いです。
 様々な、パロディ。
 カメオも、相当だったらしいですが。残念ながら我々には、ピンと来ない方が殆どです。
 パロディで、言いますと。
 オズの魔◯使い、割と入れ込まれます。
 確かに、竜巻とカンザス、縁は深い訳です!
 又、クリスティ◯ンの登場、ビックリかつ嬉しかったり!
 そして、テキサスの場面では!
 「チェーンソーなら、本場だぜ!」と、テキサスでチェーンソーな方達、登場されます。
 何とも皆さん、良い感じにテキサスして魅惑的、ウルっとしてしまった位の?
 シャークネード、サメ映画では「サメなんかやっつけてやるぜ」というのは言う迄も無く、死亡の合図ですが。
 此の方達に関しましては、シャークネードでさえも敵では無い、正にチェーンソーの神々な印象です!

 細かく物語、語っていく事に余り意味、有りません。
 シャークネード、荒れ狂います。
 サメ、襲い掛かります。
 フィンと家族達、立ち向かいます。
 サメサメ!
 サメ映画の一つの頂点、一つの究極の、世界。
 サメが、居る限り!全ては正しく、絶対であり、無限にして永遠なのです!
 そして、フィンとエイプリルのやり取り、泣けちゃったりします。
 シャークネードと戦う、我等がフィン!
 それに、尽きます。

 素晴らしき、サメ体験!
 素晴らしき、シャークネード体験!
 万歳です!
 万歳です!
 サメサメ!
 サメサメ!