用件有って久々、西荻窪…西荻に、行って来ました。

 改めて、恐ろしい程素晴らしい街で、客観的に見てもそうなんですが、自分の、思い入れ若しくは更に別の、何かも有るやもしれず。

 生まれた街、だからでありまして、3歳の時に引っ越しているので、行っても、懐かしさを感じる感覚は無いのですが。
 街が、自分の根底を作っている…といった事も、有るのだとしても、自覚は出来ないのですが。 

 ただ、街から受け取った影響を自覚出来ないのなら、実質としては、どんなに西荻が素晴らしかろうと自分自身について、誇れる何物も無い理屈なのですが、それはさておき、「西荻出身」は己の、強烈なるプライドだったりします。
 冗談としての部分も有りつつ、実は、物凄く支えてくれているという…。

 とにかく、自分がどうであるかと関係無く、西荻は素晴らしい街です。

 恐ろしいのは、西荻の良き店って、食べ物屋なら食べ物屋で、「何て美味しいんだ!」とか強烈に感じる…訳でも無いんですが、地味でありながら実は強烈に、底無しに力が有って、その後他の店に行くと、物足りなく薄く(味付けでは無く)感じる様に成る…そういったのが、多いです。

 素晴らしい街で、恐ろしい街です。