「江戸の古地図」をリアル縮尺で再現!いつもと違う初詣ができるかも

 

東京。23区だけで1000万人近い人がすみ、日本の政治や経済などの中心地だ。

徳川家康が、16世紀に何もない湿地帯にすぎなかった関東の一漁村に入城し、その後江戸幕府が成立してから、わずか400年しか経っていないが、世界でも有数の都市であり続けている。

江戸時代の古地図の数々はこちらから

天皇陛下がお住いの皇居や、内堀、外堀など、今も江戸時代の名残を残す場所はたくさんあるが、当時の街がどうだったのかがわかる地図アプリが登場した。

江戸の地図を作り始めたきっかけは先輩の一言

この地図アプリの古地図のデータを作った中川恵司さん。1937年生まれで、東京芸術大学を卒業後、雑誌プレジデントの表紙を10年以上担当するなど、グラッフィクデザイナー・イラストレーターとして活躍していたが、ある地元の先輩の一言により、古地図の世界に没頭するようになったという。


東京で働いていた地元の先輩に「江戸の地図は面白いよ」と言われた中川さんは、もともと池波正太郎が書く時代小説が好きだったこともあり、古地図の世界にのめり込んでいく。

小説に出てくる通りの、曲がり角を曲がったところが、どんなところか知りたい。しかし江戸の地図は、もちろん現代と違って、正確に測量されたものではなく、縮尺も一枚一枚それぞれに違ったものだった。

なんとかリアルな江戸の地図を作ることができないか。

その作業を始めたきっかけを「成り行きです」と笑いながら話す中川さんだったが、その作業は気が遠くなるほどに骨が折れるものだった。

江戸時代の地図は切り絵図

江戸は多くの文献資料として現存している。その中でも「切り絵図」はイラストマップとして親しまれてきた。しかし、そもそも江戸の正確な地図というのは存在しておらず、方角や距離感すらもわからない切り絵図を貼り合せようにも縮尺や測量が合わない。

 

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