96年から98年の3年間カープに在籍してカムバック賞を受賞した加藤伸一投手です

加藤投手は鳥取・倉吉北からドラ1でソフトバンクの前身である南海ホークスに入団

1年目からリリーフ、抑え、先発とフル回転、いきなり5勝4敗4セーブをマーク

鳥取のピッチャーなんで加藤投手には注目してました

2年目にはオールスターにも選ばれるなど活躍しましたが肘の故障、肩の故障、手術などありキャリアハイは12勝

ポテンシャルからすればちょっと物足りない数字でした

 

96年にテストでカープに来ました

あの加藤がカープに来る…ホンマ嬉しかったですね

肩や肘も回復、卓越した投球術で9勝5敗をマークし、カムバック賞を受賞しました

なかなかのイケメン、フィールディングもうまくセンス抜群の投手でした

 

翌97年は故障もあり1勝に終わるも98年は復活

8勝6敗で規定投球回数もクリアする好成績

しかし自由契約になり退団しましたがこれには疑問いっぱいでした

当時、なんで加藤を放出するんや…カープファンはみんなそう思ったでしょうね

97年の不調でカープ球団はガッツリ減俸、加藤は納得できず球団不信になったんでしょう

大幅ダウンを呑む代わりに翌98年限りで自由契約にして退団する条件でサイン

渋チンカープに愛想も尽きようというものです

98年は復活、投手陣焼野原状態のカープにあって8勝6敗防御率2.99は出色の出来でした

 

当時はカープも今ほどの観客動員もなく年間100万人をかろうじてクリアする状態でしたから経営難寸前、そのあおりをモロに被った加藤投手の97年の大幅ダウンだったんでしょう

フロントにもいろいろ問題もあったようで暗黒時代の到来を告げていました

その後近鉄やオリックスを渡り歩き二けた勝利もマークするなど活躍しました

わずか3年の在籍でしたがもっとカープで投げて欲しかった投手でした