きょう4月14日は
バロック時代後期を代表する大作曲家・音楽家
バッハと並んで日本人にも親しまれている
ジョージ・フリデリック・ヘンデル
の命日です。
1759年4月14日没。
おととしが没後250年のヘンデルイヤーでしたね。
バッハと同じ1685年生まれで、
ドメーニコ・スカルラッティも同い年です。
ヘンデルはドイツ中部のハレの出身で、
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
でしたが、
イタリアでの修業のあとイギリスに渡り、帰化。
イギリスの国民的な作曲家として、
ロンドンのウェストミンスター・アビーの
「詩人コーナー」に埋葬されています。
チョーサーやシェイクスピア、ブロンテ姉妹、ワーズワースと同じ一角です。
彼の彫像は彼の代表作
オラトリオ「メサイア」の楽譜を、
第3部の冒頭、来世の復活と永遠の命を確信するソプラノのアリア
「私は知っている、私の贖い主は生きておられると」
のページを開いて手にしています。
日本ではおもに「メサイア」の作曲者として、
また「水上の音楽」の作曲者として知られています。
また、ドイツ語の名前で呼ばれることが多いですね。
ヘンデルはドイツ人なのか?イギリス人なのか?
どっちでもいい気がしますが、
わたしは英語名で呼びます(笑)
日本ではまだあまり知られてませんが、
ヘンデルはたくさんのオペラを作りました。
バッハがオペラを一曲も作っていないのと対照的に、
ヘンデルは劇場で活躍した音楽家でした。
ヘンデルのオペラは、ほとんどイタリア語のオペラです。
後年、ヘンデルは、その作曲の情熱を、
オラトリオに注ぐことになります。
そのほとんどは英語で書かれています。
題材のほとんどは旧約聖書の物語です。
また、王室の音楽家として、国家の祝祭行事のための音楽、
「戴冠式アンセム」や、
「ユトレヒト テ・デウム&ユビラーテ」
「デッティンゲン テ・デウム」などを書きました。
鬼気迫る「ディクシット・ドミヌス」(主は仰せになる)と
近年新発見された
ソプラノ独唱のための「グローリア」は
ローマで活躍していた時期の作品です。
ほかには、
ロンドン時代、オラトリオの幕間に自身の弾き振りで演奏された
オルガン協奏曲や、
合奏協奏曲など。
ハープシコードのためのソナタ。
ヴァイオリンやリコーダー、フルートのためのソナタ。
それから、
イタリア時代に書かれた、イタリア語の独唱「カンタータ」たしか62曲?
「ルクレツィア」(おお永遠の神々よ)が有名です。
ローマ時代のごく初期の作品としては
オラトリオ「復活」も有名ですね。
ほかにもたくさんの曲を書きました。
わたしもほんの少ししか知りません。
あしたはヘンデルの音楽をなにか聴こうと思います。