芒種 初候
蟷螂生ず(かまきり しょうず)
夏らしい積乱雲が沸きだつ時期には、カマキリが生まれる。
カマキリは前脚を持ちあげる姿から、
「拝み虫」とも呼ばれるそうな。
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夜闇に蛙が鳴く。
湿った風の匂いがたちこめる。
漆黒の空を眺める。
星が煌めくわけでもない。中途半端な空を。
まだ、空気がピリッと冷たく刺す頃、
星を撮りに毎日出かけていた。
コーヒーを飲みながら、変わる環境を考えていた。
それから、3か月も経ったんだなー
とふと思った。
目まぐるしく変わる中で、去年の今頃は何していたっけ?
と。
別に未練があるわけでも、過去に浸りたい訳でもない。
ただ、一年前から自身が伸びているのか
不安になるときがある。
まだ伸びしろはあるのか?と
あぁそうか、一年前は、変わらない環境のなかでの自分に葛藤と苛立ちの塊だった。
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記憶というのは、
人によっては都合のいいように置き換えられ、
上書き保存されてしまうらしい。
起きた事実とは違うものに。
それはそれで悲しいことだよね。
全てがポジティブな思考であればいいけど。
人間以外の自然現象は、普遍に近いリズムで、
時を過ぎ、委ねているのに。
人間てのは、何とも勝手な生き物だ。
過去を上書きしたり、何度も記憶のアーカイブから引っ張り出す
暇があったら、新しいものを創り上げていくべきだよな。
「拝み虫」
何を拝むものと考えて、先人は名付けたのだろう。
きっと、名付けた時代の人達も、なにか拝みたい気持ちだったのかな。
穀物が実り始めるころだから、収穫の祈りだろうか。
さて、自分も。
カマキリ拝む収穫の頃には、色々な挑戦を成功させたいな