エース 山崎凌吾 | 我らが徳島ヴォルティスと共に

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山崎凌吾、彼のFWとしての働きは今の徳島にとって欠かせないものとなった。
 
彼を初めて見たのは2016年01月30日の高知春野キャンプで行われた高知ユナイテッドFCとの練習試合だった。あの時の事を書いてあるのはこちら↓
 
あの日、2人の新加入FWをどんな選手だろうと期待を胸に見に行った。J1鳥栖から来た山崎と、北九州で結果を出してきた渡だった。印象に残ったのは山崎よりも渡だった。キレのある裏への飛び出しが印象的だった。対して山崎にはそれほど大きな印象を持たなかったと覚えている。
 
昨シーズン、その時に加入した2人のFWが躍動した。渡はシーズンを通してゴールを量産し、23ゴールをマークした。そして山崎も14ゴールと大きな結果を残した。渡の活躍が目を引くが、個人的に昨シーズンのチームMVPは山崎だと思っていた。岩尾の存在感や、日本人最多得点という印象は確かに大きかったが、渡の活躍は山崎がいたからこそのものだった。山崎が活躍できたのも、渡が居たからに他ならないが、ゴール、アシストと大きな働きをした山崎の貢献度は計り知れない。余談だが、德島に在籍したアレックス。彼は福岡時代にシーズン26ゴールをマークしている。恐るべしアレックス。
 
昨シーズンの山崎を見てある選手と重ねていた。それは2014年の前半まで德島に在籍し、2015年に広島でチームの優勝に大きく貢献したドウグラス(以下ドグ)だ。ドグは德島でトップを担っていた。2014年、德島はJ1で苦戦を強いられ、新外国人選手を加入させるためにドグは京都へ放出された。そして京都でシャドーというポジションを経験する。そのプレーを高く評価した広島へ期限付き移籍する事となる。
 
2015年の広島は強かった。ドグは広島でシャドーでありながら21得点と活躍し、あと少しで得点王というところまで迫った。そのドグのシャドーと、昨年の山崎がダブって見えた。2015年の広島でドグが活躍できたのは佐藤寿人という絶対的なFWが存在したからというのもあるがそれだけでは無い。右サイドにいたミキッチの存在が何よりも大きかった。昨シーズンの德島ではそのミキッチの役割を馬渡が担っていた。佐藤寿人-ドグ-ミキッチの関係性を、渡-山崎-馬渡が構築していた。そう個人的には考えている。
 
その3人のうち、渡と馬渡が德島を去った。今シーズンの德島には渡のような稲妻のように鋭くスピード感があり強引なFWが存在しない。となると、山崎をどう使うか。やはり選択肢は山崎の1トップか2トップだろう。だが山崎の良さを存分に発揮させるにはシャドーが良い。ならばどうするか個人的には島屋をトップに据えたい。島屋の良いところはゴールが見えたら迷いが無いところだ。裏をとる動きもできる。タイプ的にはサイドやシャドーに見えがちだが、トップとしての力も十分に備えている。右サイドに広瀬陸斗が帰ってくれば、強いトライアングルが生まれる。
 
今の右サイドには大本がいる。大本のスタイルは陸斗とは異なる。大本の良いところはスピードと突破力、そして足下の巧さだ。それは大きな魅力であるし、武器でもある。ただ、ボールを持てば縦に突破という単調な攻撃になりがちだ。陸斗の良いところは早い段階でクロスを選択することもあれば、中央突破を試みる点だ。今の德島に足りない中央からの攻撃も陸斗にはできる。大本を陸斗に代えろという意味では無く、攻撃のバリエーションと言う意味で、2人の右サイドを使い分けて欲しい。この観点からも交代枠はフルに使うべきだ。
 
なぜアーリークロスをもっと入れろと思うかというと、それは山崎のボールを納める力にある。縦のボールでもアーリークロスでもセンタリングでも、山崎は自分の懐に収める事ができる力を持っている。ならば、敵陣深くからのセンタリングからのシュートだけでは無く、アーリークロスで山崎を狙い、山崎が島屋や太郎を巧みに操れば良い。そういったプレーも生きてくる。いまや山崎は攻撃の核であり、キーマンである事は明白だ。
 
巷ではウタカが来ると話題になっている。ウタカは2016年、ドグが抜けた広島に加入した。シーズン当初はドグを上回るスピードで得点を重ね、結果としてシーズン19得点をマークした。昨シーズンはFC東京で8ゴールに終わったが、驚異的で野性的なバネを持つストライカーだと感じている。
 
もしチームに加入すれば戦力になるのは間違いないが、山崎とどのような形で攻撃を組み立てるのかに興味がある。サッカーファンなら誰もが自分を監督に見立ててしまうものだが、あえて自分が監督ならば山崎をトップに据えてウタカをシャドーに使う。考え方は様々で、意見もそれぞれ違うと思うが、個人的にはウタカの攻撃力と山崎の柔軟性を考えればそれが最も有効なのでは無いかと考える。
 
とはいえ、公式からは何も発表が無いので絵に描いた餅となる可能性もあるので、そこは公式発表を心待ちにしたい。
 
とにかく、今の德島に足りないのはゴールであ決定力だ。山崎が本来の力を発揮できるチーム構成に期待したい。
 
もう一つ、山崎に期待している理由。まあ、どうでもいい話と言えばそうだが、山崎は鳥栖から来た。そして出身は福岡大学だ。そう。衛藤裕と同じ経歴で同じ背番号をつけている。以前、山崎と衛藤の事を話した事がある。尊敬する大先輩だと話していた。德島でも衛藤のファンは多かった。静かながら強い闘志を持ち、見た目とは違ってやたらと気が強かった衛藤裕。その17番を背負った山崎。プレースタイルこそ違えど、衛藤の背中を重ねてしまう。そんな点からも德島の17番には頑張って欲しい。
 
 
 
 
 
で、実はゲーフラにサインを貰ってきた。
 
上から、FW山崎凌吾、MF岩尾憲、DF藤原広太朗、GK長谷川徹
見事に推しメンで縦ラインを固めた(笑)
 
まあ、戦術がどうとかこうとかは監督が決める話であって、ファンがワーワー話す事がどう影響するわけでも無いが、どんな状況でも必死で頑張っている選手達を応援していきたい。
 
次は好調の山口戦。昨年まで10番を背負っていた大﨑淳矢が来る。昨年の淳矢は出場機会こそ少なかったものの、出場した試合では必ずと言って良いほど結果を出していた。ゴール決定率はチームNo.1だったし、出場時間からのゴール率もズバ抜けて高かった。その淳矢がハットトリックを達成したのは山口戦だった。昨年の好調さを維持したまま、今度は山口の7番としてポカスタにやってくる。淳矢を不要とした德島。その德島に山口の選手として襲いかかってくる。淳矢は良い選手だ。山口も強敵に違いない。だからこそ負けない。必ず勝つ。山口を下す事で波に乗れる切っ掛けを掴みたい。
 
 
さあ行こう
青と緑
德島の男は
最後まで熱く
 
 
 
※追記:ブログをアップして公式のTwitterみたら、ウタカの加入がリリースされてた!德島の勝利に大きな力となってくれ!