天皇杯3回戦突破ならず。まだまだこれから。 | 我らが徳島ヴォルティスと共に

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昨日は天皇杯3回戦の湘南戦。ホームにC大阪を迎えるリーグ戦の3日前という過酷なスケジュールだった。生憎テレビ中継も無く、Twitterから情報を得るのが一番速いという状況。現地からツイートしてくれるサポーターの方には頭が下がる思いだ。

 

アレックスの久々の出場という事もあり見たかったが、湘南まで行く選択肢は無く諦めた。湘南のBMWスタジアムへ行ったのは2014年だった。あの時徳島はJ1で湘南はJ2だったが、その日は湘南vs岐阜の試合があった。ちょうど神奈川へ行く都合があったので、時間を合わせて岐阜にレンタルで出されたクレイトンに会いに行く事に。前日までに湘南へ会いに行くと本人に伝えておいてくれとある人に頼んでおいた。久しぶりの再会を楽しみにスタジアムへ向かったが、その日はクレイトンは帯同していなかった。岐阜サポーターから「残念なお知らせです・・・」と差し出されたスマホ画面を見て、膝から崩れ落ちたのを覚えている。。。そんなこんなで、あまり良い印象の無いBMWスタジアムだ。全く関係ない話だけれども。

 

天皇杯やルヴァン杯(前ナビスコ杯)は、リーグ戦で出場機会の無い選手が使われる事が多い。それは捨て試合と言う意味では無く、試合に出ていない選手を使わなければ、その選手の試合勘を維持する事が難しいう意味もある。どうしてもリーグ戦を重要視する為、ある程度のメンバー構成は仕方が無い部分ではある。だが天皇杯を獲る事は大きい。リーグ戦優勝は勿論だが、天皇杯優勝もACLへ出るチャンスが与えられる。G大阪はリーグ戦を捨ててまでACLでの優勝を獲りに行ったほど、ACLという舞台はクラブチームにとって大きい。優勝争いから外れたJ1クラブはこれから本気で天皇杯を取りに来る。

その天皇杯3回戦で対するはJ1湘南。今の湘南は勢いが無い。J1とはいえ、徳島が勝利する確率は低くないと思っていた。試合前の先発メンバー発表がヴォルマガで送られてきた。またいつものフェイクだ。DF佐々木一輝となっている。一瞬、一輝のSBで4バックにしたのかと驚いたが、現地からのTwitterで一輝が右サイドで3バックだと知る。3バックにはCBに冨田、右SB橋内、左SB井筒。中央から左が弱い。左サイドに入ったアレックスをディフェンスに下げて4バックにした方が良かったのでは無いかと感じた。井筒も左利きだから、井筒と橋内のCBで、冨田を右SB、アレックスを左SBでも良かったのかも知れない。

 

前線は渡を1トップに佐々木陽次と山崎の2シャドー。陽次は1回戦で4得点と爆発して見せたが、相手が違いすぎる。ゴールへの意欲は感じられるが参考にはならない。意地の活躍を見せてくれればと期待はしたが、結果としては難しかったのだろう。ただ、試合を見ていないので何とも言えないが、渡には1点奪って欲しかった。

 

左サイドに入ったアレックスはどうだったのだろう。左シャドーには佐々木陽次。後ろに控える左サイドバックには井筒。その真ん中にアレックスだ。アレックスの攻撃力を活かすならアレックスをシャドーに。守備力を活かすなら4バックでサイドバックに。せめて最終ラインに福元と藤原が入っていたらサイドに入ったアレックスも動けたと思う。この試合では最も中途半端で一番苦しいポジションだったように思う。何度も言うが、あくまでも予想だ。試合を見ていないので。

 

ここで一番感じるのは守備陣の薄さだ。橋内が抜けた時もかなり痛いと感じた。この試合で橋内が復帰したもののCBに冨田、左SBにルーキーの井筒。ルーキーだからダメだというのではなく、リーグ戦の出場は無く天皇杯1回戦に出ただけで2戦目でJ1との戦いだ。誰が考えても難しい。CBに福元が入っていれば、状況も変わっていたと思う。それと、ボランチに濱田では無く岩尾が居ればとは思った。岩尾は後ろへ下がり守備ができる。井澤も濱田も守備的では無い。岩尾と組めば井澤の良さも活きるが、濱田とでは相殺し合う気がする。カルリーニョスの良さを出しているのも岩尾なのだから。3日後にはC大阪とのリーグ戦と考えれば、岩尾の出場も無いと思ってはいたが。もし、センターバックに千代反田がいればと思うと。。。

 

とにかく守備の層の薄さが露呈したメンバー発表だった。シーズン開始当初からわかってはいたものの、本当に厳しい。以前からセンターバックは人材不足だと言われている。それならばそれなりの補強をしなければならない。人材不足を言い訳にしてはならない。センターバックの給料を上げて獲れば良い。前は十分に足りている。エマナを獲得した際にも大きな金額が動いただろう。強化部は強化すべきポイントを理解しているとは思うが、来シーズンに向けてしっかりやってほしい。

 

エマナにはまだ出場機会が与えられない。コンディションだと言われればそれまでだが、4失点の時点で前川ではなく渡をシャドーに移してエマナの1トップで良かったのでは無いか。どれだけ連携が上手く行っていなくても、フィジカルの強さは誰が見てもわかる。シャドーなら難しいだろうが、1トップなら自由にやらせれば良い。ここまで出さないのだから、何らかの理由がある事は予想できる。それが連携の悪さなのかコンディションの悪さなのか、監督に嫌われているのかはわからないが、もしコンディションや連携がダメならダメなりにプレーを見ればサポーターも納得する。それに外国人選手は練習でダメでも試合で化ける事はある。隠し球を披露する絶好のチャンスだった。4失点という絶望的なスコアでの交代出場はエマナだったはずだ。

 

日頃出場機会を与えられず、気持ちを高ぶらせて挑んだ湘南戦。無得点で4失点での惨敗に一番悔しかったのは選手自身だろう。どんなに力のあるチームでも負ける試合はある。気持ちで勝っていてもダメな時はある。この試合でも少なからず得たものはあるはずだ。全部が悪い試合など無い。良かったプレーのイメージを大切にし、悪いところは修正して頑張って欲しい。

 

  

  

  

 

独立して建築設計事務所を立ち上げたのは31歳の時だった。色々と苦労もしたが、あの時から12年が経った。それでも勉強する事はまだまだ多いと思っているし、成長過程だと思っている。活きる世界は違えど、ヴォルティスの選手のほとんどがその時の年齢以下じゃないか。まだまだ勉強中の若造だ。30でベテランと呼ばれる世界。でもまだまだやれるハズだ。誰しも少なからず身体は衰える。それは仕方ない。だがそれ以上に経験という武器がある。頭を使え。人を、周りを動かせ。自分が活きるように。そう考えれば、冨田の年齢で現役とは素晴らしい事だ。

 

 

余談になるが、以前「サッカーしか知らないから」と、現在は引退したベテラン選手が言った。だが、そうではない。そこまでサッカーという世界に浸かってきたんだろう。好きなサッカーにドップリ浸かって、仕事としてやっていける人間がどれだけいると思うのか。ほとんどの人が卒業と共に諦める夢だ。サッカー選手は社会を知らない学生とは違う。会社に守られたサラリーマンもでない。自分自身の身体一つで稼ぐ個人事業主だ。加えて人々に夢まで与えている。

ある程度の年齢が来たら、その後の人生を考えるのは当たり前の事だ。何も考えないのはただの馬鹿だ。だが、自分に限界の影を感じるまではただひたすらに今を頑張って欲しい。彼が言った「サッカーしか知らないから」という言葉を思い返すと、ある意味すごく羨ましく感じる。それ程までに一つの事に集中し、自分をその世界に染めてきたのだと。

 

 

ふとそんな事を思い出し、自分ももっともっと頑張らなければと思った次第だ。自分の仕事も、ある意味ではお客様の夢を叶える職業だ。この仕事に誇りも持っているし、好きでやっている。それだけでも幸せな事だ。

 

【頑張る】

・ある事を成し遂げようとして困難に耐えて努力する

・自分の意思を強く押し通す。我を張る

 

と書いてあった。でも、頑なに意地を張るって事だと思う。何と言われようが、意地を張ってやり続ける事が頑張るって事なんだと思う。まだまだ意地が足りないなーなんて。このブログも適当に頑張って書かないと(笑)ブログの趣旨が変わってきたのでこれくらいで。

 

ヴォルティスに元気を貰いながら、今日も頑張ろう。

 

 

ではまた。

 

 

 

 

誤字脱字はご容赦下さい。

 

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