ぼるです。
萩の月しか勝たん。
萩の月が尊すぎてしんどい。
萩の月が天使すぎてつらい。
この前知人にお土産でもらい
萩の月と数十年ぶりの再会を果たしました。
私の記憶が確かならば、初めて食べたのは小学2年生くらい。
この世にこんなにうまいもんがあるんか!
ファーストコンタクトで衝撃をうけ、一口惚れをした萩の月。
名前と見た目は記憶にしっかり残っており
久々に再会したパッケージのお姉さんも数十年前と変わらぬ美しさ!
老けない!シミひとつない美肌!
なんとも言えない切なさと品の良さを兼ね備えた美魔女!
美貌を保つ秘訣は!?
「特に何もしていません......。」
女優さんあるある!
何もしてなくてそんな綺麗なはずないじゃないか!
付属のしおりに答えが。
「食品添加物の保存料などは一切使用せず、脱酸素剤エージレスによって作りたての新鮮な味わいが保たれています。」
なるほど!自然派なのですね!
エージレスでその美しさが保たれてるのですねーー!
美魔女の美の秘訣が解決したところで
セカンドコンタクトの開封の儀。
コレコレ!このフワッフワの生地と
懐かしいたまごの香り!
一生嗅いでたい!
ずっと鼻に生地くっつけてたい!
香りの余韻に浸る間もなく
パクっっ。
うんめーーーーーーーっ!
一瞬で当時の記憶が蘇る。
何か心に残る思い出でもあると思いきや!
当時の小二のぼるがただ食ってるだけ!
何にも紐付いてない記憶!
だが萩の月の美味しさは健在!
なんとも言えないカスタードクリームの味!
表現しがたい絶妙なバランス!
「この宇宙(そら)の御胸(みむね)に抱かれてーーーーー♪」
ジュピターの歌詞がしっくりくるやつ!
ジュピターじゃなくてムーンなんだけどね!
やさしく懐かしくせつない唯一無二の味!
萩の月に抱かれていればこの世の不安などどこへやら。
エージレスに抱かれていれば老化の不安などどこへやら。
手に届くところに萩の月が永遠に存在すればいいのに。
冷蔵庫の中に萩の月が残りふたつ。
友人にお裾分けするために残しているが
食べちまいたい衝動を抑えるのに必死。
この味は共有してこそ本物になるのだ!
ここは欲望を抑えるのだ。
萩の月は冷蔵庫からなくなってもこの世からはなくならない。
わざわざ仙台に出向かなくても通販でも売ってる。
お姉さんに会えないのは辛いが簡易包装のやつもあるのだ。
お姉さんの出演料を差し引くとかなりお買い得だ。
ああでもこんなに手軽に手に入るようになったら
存在があたりまえになってしまいそうでこわい。
数十年に一度しか会えないからありがたみを感じるわけで
いつでも会えるとわかっていたらぞんざいに扱ってしまいそうだ。
いつまでも手が届きそうで届かない憧れの存在であってほしい。
だが今年の中秋の名月に萩の月をおだんご代わりに三角に積み上げて
満月を愛でてるシーンが浮かんでしまったな。
三角に積み上げるのに最低14個は必要だな。
やっぱポチるしかないな。
年に一度大盤振る舞いして
一年分の萩の月を食い溜めするかな。
8個目くらいでギブギブ!とか言ってそうだな。


