こんにちは、vootanです。
①からのつづきです。
Sさんはツーリングに地元グルメを絡めることを楽しみにしている。
危うかったがミッションうな重をクリアでき一安心。
お次は走りのメインイベント、ビーナスラインに向け、山を駆け上がる。
まずは諏訪大社下社参道の鳥居を横目にR142に連絡。
少しばかり走ると現れるのは御柱祭の木落としに使われる坂、というか急斜面。
国道は和田峠最高地点を貫く有料道路、新和田トンネルへと続くが手前を左折して旧和田峠方面へ。
片側交互通行の和田峠トンネルを抜ければ、ついにビーナスラインに合流!
…とは言え、ここからのビーナスラインはメディアで紹介されているような、「これぞ、ビーナス!」といったエリアではない。
ビーナスのイメージビジュアルである見晴らしの良い雄大な景観の快走路、というよりはクネクネを楽しむワインディングとしての色合いが濃い。
さらにこの日は総じて山の高所に雲がかかっており、その僅かな景観も白い闇で閉ざされていた。
その内、前走車が現れたので後ろに付きチンタラ黙々と標高を上げる。
そして辿り着いた美ヶ原高原道の駅から見える下界の景色は…
なんも見えぇぇぇん。
アモーレの鐘よ、この日、この場所を訪れたすべての人達の絶望に希望を、暗黒に光を、そして心に癒やしを…
神風でも吹いてくれれば…などと下界に目をやるも…マッシロダネ。
こちらが以前訪れたときの写真で、遠くには噴煙立ち上る浅間山まで見渡せる。
この絶景を見て欲しかったんだが…
「ふっ、オレってば持ってねーよ…」と少し寂しそうに笑うSさんだが、これは旅の忘れ物ってやつです。
忘れ物の回収には次回、奥方とデートでいらして下さい!ってことでw
下界の見えない美ヶ原に長居は無用、ビーナスラインの真骨頂を味わいに山を下ります。
霧ヶ峰の霧の駅にて一休み。
ここまでVTRで走って感じるのは乗れてねーってこと。
去年は事故とコロナの影響、それにセローの増車でメッキリ乗る機会が減った。
この厳しいワインディングの上り下りは、今の自分の現実を突きつけられる。
だが道はまだまだ続く、どこかで勘を取り戻せることを期待して出発。
霧ヶ峰の道の駅を出れば白樺湖までの道こそは、正にビーナスのビーナスたる絶景快走路。
やはりここは長野を、いや日本を代表するツーリングルートなのだ。
そんな景色に感銘を受けたSさんがインカム越しに写真を撮りたい!と急停車。
後ろに見えるのは雑誌等でビーナスラインを紹介するときに度々用いられる、高低差調整のための大きなS字。
相変わらず雲は多いし方向によっては低くて近い。
が、この時期特有のダイナミックな夏雲とのコラボもまた善き哉。
美ヶ原から茅野を結ぶビーナスラインは全長70km以上と長いが、そのすべてが絶景区間という訳ではない。
白樺湖を過ぎた辺りから道は再び左右を木々に囲まれた山間部へと突入する。
この後、八ヶ岳を越えるルートを取るため蓼科でビーナスに別れを告げ、R299メルヘン街道へとスイッチする。
毎回思うがメルヘン街道はちっともメルヘンチックじゃない。
いささか舗装の荒れた殺風景な道に現れるのは、永遠に続くかとも思われるタイトなヘアピンの連続。
一息つけるストレートと呼べるような直線がほとんど無いのだ。
ここでは前走車無しのヒルクライムとなったがSさんのスヴァルトがハエー。
クネクネ数奇を公言するだけのことはあるなw
そしてようやく訪れた直線こそが麦草峠、チチチ日本じゃあ二番目だ、の国道標高。
下りに入ってすぐにメルヘン街道から松原湖方面、八ヶ岳ビューロードヘと道を逸れR141に連絡。
さらにR141を少し南下した、とある場所で休憩。
実はこの辺りに流れる渓流にSさんのスィークレットスポットがあるそうで、その場所の確認に寄ったのだ。
次はバイクに簡単なタックルを積んで釣ーリングといこうか、なんて話で盛り上がった。
が、川面の流れを目にしてサンダルに短パンでは厳しいことを悟り、やっぱり車にウェーダー積んでこよう…ということになったw
③につづく。







