こんにちは、vootanです。

 

①からのつづきです。

 

【日立バイパス】

海沿いを更に進むと海上に突き出た橋梁が目に入った。

 

この海上橋は旭高架橋といい、これから走るR6通称日立バイパスの起点だ。

 

 

 

日立バイパスは太平洋を横目に見ながら海岸線を走る快走路。

 

しかし考えてみれば太平洋はどこでも太平洋で、家から3分以内でほぼ同じ風景を見られる身としては既視感の嵐。

 

入り組んだ海岸線ならともかく、浜の続く風景に非日常を求めるのは無理があるかも…なんてことを考えてたら腹が減ってきた。

 

 

【幸楽苑】

道中、なかなか食指の動くお店が見つからず時間だけが過ぎる。

 

次の目的地、高戸小浜海岸に向かうため曲がろうとした交差点で幸楽苑が目に入った。

 

これを逃すと多分、昼抜きになるのでここで昼食とする。

 

 

 

この日は結構暑かったのでつけ麺にした、幸楽苑で味云々は野暮天ってやつよw

 

炒飯美味かった。

 

 

【高戸小浜海岸】

高戸小浜海岸を知ったのは愛読誌モトツーの記事でだ。

 

さっきの津神社もそうだが海岸線の変化には心が躍る。

 

 

 

伊豆のジオを思わせる地層が露出した磯場とそれを繋ぐ砂浜。

 

浜へ下りる階段はさざ波を思わせるデザイン。

 

 

ここで散歩中の地元のお年寄り(男)に話しかけられた、まずは排気量の話w

 

そしてこの場所は以前、広い砂浜だったものが津波の引き波で大量の砂を失い、現在の地形になったことを告げられた。

 

幸い人的被害は無かったそうですが…

 

これから向かう小名浜は東北最南端の港町、同時に津波の被害が甚大だった本土最南端の港町と言えるのではなかろうか。

 

遠くに霞む小名浜港。

 

 

【五浦岬公園】

茨城県とて津波の被害が無かった訳ではない。

 

人的被害の詳細は分からないが、津波被害の象徴として語られているのが五浦の六角堂消失だ。

 

現在は再建されているので、その姿を拝もうと五浦岬公園展望慰霊塔に来てみた。

 

 

 

展望慰霊塔だが周囲の景観は樹木が遮っていて、正直展望はよろしくないw

 

 

慰霊塔内の鎮魂の鐘、希望の文字が胸を打つ。

 

 

六角堂設計者、数奇者岡倉天心の映画が竹中直人主演で撮られていたそうだ、知らんけど。

 

その映画内で天心邸のロケに使われた建物が公園内にあった。

 

 

 

入り江を挟んだ向こう側にはモノホンの天心邸があるからロケ地としては言うことなし。

 

まぁ結局どこに六角堂があるのかは分からず仕舞いだったが…

 

 

【小名浜】

更に北上を続け、ついに約二年ぶりの福島県入りとなる。

 

ずっと走ってきたR6から港湾エリアに入ると恐ろしく広く、それでいて恐ろしく閑散とした道が現れる。

 

まぁ港湾エリアの道ってそんなもんですよね。

 

そしてすぐに目に付くのは工事中のデッカい橋!

 

小名浜マリンブリッジという海を挟んだ埋立地へ渡る橋だ。

 

行き先の土地利用計画に興味が湧いたので調べてみたが分からなかった。

 

ピストンっぽいが、どっかと繋がるのか?

 

 

目的地としたアクアマリンふくしまは水族館であった。

 

名前だけ調べて海辺のショッピングモール的なものをイメージしてた…

 

 

 

目に入る駐車場はどこもやたら広い。

 

陸地側には道路を挟んでイオンモールいわき小名浜、これもデケーぞ。

 

 

 

そしてオサレな小名浜港、まるで人っ気の無いMM21ベイエリアのようだ。

 

いわき市全体で犠牲者300人以上だった震災の爪痕など微塵も感じさせない。

 

震災の復興が順調であることは素直に喜ばしい。

 

 

 

ここは家族連れやイッヌのお散歩エリアのようだが、付近に民家は見えないから皆さん車で来てるのか?

 

夕刻だったこともあり、特にイッヌのお散歩中の人が多かったが気になったことがある…

 

柴イッヌを一匹も見かけない!

 

デカい洋犬とチっちゃい洋犬しかいない…我が家の周りなんか柴率8割(嫁ハン談)なのに。

 

右はアクアマリンの建屋、接岸してるのは海保の巡視艇、この辺りやたら多かった。

 

 

デッキをブラブラしてたら港の向こうにタワー発見!

 

グーグルマップで調べると、いわきマリンタワーという展望塔らしい。

 

よし、時間もあるし行ってみよう。

 

 

 

【いわきマリンタワー】

大洗マリンタワーから始り、いわきマリンタワーで〆る。

 

 

 

なかなか整った一日ぢゃないかと思ったが…

 

ツメが甘かった、スマホで調べたときに注意してれば分かったことなのに。

 

休館日…

 

 

まだ明るいが、時計はもう17時を回っている。

 

チェックインは18時なので、宿泊先いわきワシントンホテルへと海を離れ市内に向かう。

 

翌日のためにガソリンを補給。

 

 

自宅から宿泊地まで。

 

 

 

③につづく。