おんどとりとHEMSで測ってみよう! -7ページ目

おんどとりとHEMSで測ってみよう!

地元HMで建てたおうちのいろんなことを測ってみます。

まず、最初に謝らなくてはなりません。

「東北電力様、すいませんでした。m(_ _ )m」


前回の記事(東北電力の新料金プランに期待できない3つの理由)では、「そんなにお得なプランをだせるわけない。」ということを、個人的な憶測に基づいて書きました。

しかし、それは間違っていました。

東北電力の新料金プランはすごいです!!!

何が、どう、すごいか?

レオ宅の場合は、なんと、年に1万2千円も安くなります!
太陽光発電していない家庭では、もっともっと安くなります!

東北電力が”ヒートポンプ暖房住宅向け”といううたい文句とともに、満を持して発表した新料金プラン「よりそう+シーズン・タイム」を使うと、ヒートポンプ暖房を使っている住宅で電気料金が安くなるのは本当のようです。

…なんだか、うれしいので、つい、テンション高めで書いてしまいました。
今回は、HEMSのデータを利用して、新料金プランが適用された場合の料金計算をして、現在契約している料金プランと比較してみたいと思います。

まずは、前提となる我が家のスペックを紹介します。
オール電化、建坪42坪
暖房 : ヒートポンプ式パネルヒーター(2500W)
空調 : エアコン2台(200V、最大能力4kW)
給湯 : エコキュート(460リットル)
調理 : IHクッキングヒーター
太陽光発電 : 8.9kW
家族みんなが快適なように、暖房も冷房も24時間つけっぱなしです。
太陽光発電と基本性能の高い建物構造(楽々ホームさんに建ててもらいました)のおかげで、春・夏・秋は、ほとんど空調に電気を使わないで済んでいます。
ただし、冬は、ヒートポンプの効率が思ったほど良くないため、高額な電気料金に悩んでいます。 => 過去記事(パネルヒーターの電気代ってどれくらい?

続いて、今回、比較する2つの料金プランについて説明します。
というか、全て、東北電力のHPからの引用です。


<現在契約している”時間帯別電灯B(やりくりナイト10)”の料金体系>


<2016年1月に発表された新料金プラン”よりそう+シーズン&タイム”の料金体系>


 

                                                                                          
区分 単位 料金単価(税込)
主開閉器契約 10kVA以下の場合 1契約 1,944円00銭
上記をこえる 1kVA 432円00銭
実量契約 10kW以下の場合 1契約 2,662円20銭
上記をこえる 1kW 594円00銭
昼間 冬季ピーク 1kWh 42円36銭
夏季ピーク 1kWh 42円36銭
その他季ピーク 1kWh 38円50銭
オフピーク 1kWh 26円24銭
夜間 1kWh 11円22銭

以上、東北電力HPからの引用でした。
こうして見て見ると、新料金プラン(シーズン&タイム)では、ピーク時の料金とオフピーク時の料金のメリハリが特徴的です。
ちょっと、箇条書きで比較してみます。
・基本料金は同じ。
・夜間の扱いは同じ。(時間も単価も)
・シーズン&タイムのオフピーク時の料金は、ナイト10の第1段階料金に近いレベル。
・シーズン&タイムのピーク時の料金は、ナイト10の第3段階料金を超えるレベル。
こうしてみると、電力使用量が多くて、ナイト10の第3段階料金をたくさん支払っていたお宅にとっては、ピーク時の電力使用量をうまく減らせば、かなりお得になるであろうことが想像できます。

では、ここから、電気料金の試算に入ります。

現在の、電気料金はこんな感じです。
東北電力の時間帯別B(やりくりナイト10)を契約しています。
新料金プランと比較できるように、計算値を使っています。
(燃料調整・再エネ賦課金は無視しています。)
                                                                                                                                                                             

従量料金 基本料金 割引
1 51,694 1,944 -475 53,163
2 44,057 1,944 -475 45,526
3 32,966 1,944 -475 34,435
4 10,013 1,944 -475 11,482
5 4,913 1,944 -475 6,382
6 2,896 1,944 -475 4,365
7 3,819 1,944 -475 5,288
8 6,405 1,944 -475 7,873
9 5,792 1,944 -475 7,261
10 8,736 1,944 -475 10,205
11 15,946 1,944 -475 17,415
12 38,372 1,944 -475 39,841   



243,235

割引というのは、”深夜機器割引”のことです。我が家ではエコキュートを使っていますので、その分、毎月割引があります。現在はこの割引制度は廃止されているので、新規に申し込むと、この割引は適用されません。
なお、この料金プランは”よりそう+ナイト10”という名称で、(割引制度無しですが、)そのまま継続するようです。

では、”シーズン&タイム”ではどうなるのか、計算した結果はこちらです。
                                                                                                                                               

従量料金 基本料金
1 45,377 1,944 47,321
2 38,810 1,944 40,754
3 29,842 1,944 31,786  
4 10,032 1,944 11,976
5 5,074 1,944 7,018
6 3,117 1,944 5,061
7 4,116 1,944 6,060
8 6,441 1,944 8,385
9 6,023 1,944 7,967
10 8,770 1,944 10,714
11 15,417 1,944 17,361
12 34,474 1,944 36,418


230,820

年間では、243,235 - 230,820 = 12,415 円 電気料金が安くなります!

月々で比較すると、何がどうなっているのか分かりやすいです。
                                                                                                                                               

ナイト10 シーズン
&タイム
差額
1 53,163 47,321 -5,842
2 45,526 40,754 -4,772
3 34,435 31,786 -2,649
4 11,482 11,976 494
5 6,382 7,018 636
6 4,365 5,061 696
7 5,288 6,060 772
8 7,873 8,385 512
9 7,261 7,967 707
10 10,205 10,714 509
11 17,415 17,361 -54
12 39,841 36,418 -3,424   


-12,415

ヒートポンプ暖房に多くの電力を使う冬は、かなりお得になります。
その反面、春~秋は、深夜機器割引がなくなった分、数百円ですが、月々の請求額は高くなります。

意外に思ったのが、3月の結果です。
3月は、微妙な月です。
なぜなら、東北電力の区分では、”その他の季節”ですが、その一方、山形の季節感覚で言うと、まだまだ冬だからです(実際、12月並に電力を使っています)。
そのため、ピーク時間としてカウントされる時間が”冬”である12月~2月よりも長くなってしまいます。(2時間⇒7時間)
一見、24時間運転が前提のヒートポンプには不利なようですが、3月になると、太陽光発電がピークタイムを中心に稼ぎ始めているので、オフピーク時間の安い料金の恩恵を受けることができるようです。

さて、ここまで、我が家において実際に購入した電力量をベースに計算してみました。
我が家の場合は、太陽光発電があるので、それを含んだ計算結果だったわけです。

では、太陽光発電がない家庭では、どうなるのでしょうか?

太陽光発電は、特に夏の間のピーク時間対策としてとても有効です。それがないと不利な気がしないでもないのですが…
HEMSでは、購入した電力量のほか、使用した電力量も記録しているので、太陽光による電力の補助がない場合の料金も計算してみましょう。
こちらが、結果です。
                                                                                                                                              

ナイト10 シーズン
&タイム
差額
1 64,207 55,168 -9,039
2 57,119 49,149 -7,970
3 50,917 47,549 -3,368  
4 20,206 20,287 81
5 13,157 13,907 749
6 8,583 9,726 1,143
7 10,935 12,331 1,396
8 17,013 18,139 1,126
9 12,571 13,817 1,246
10 17,020 17,283 263
11 24,581 24,060 -521
12 51,518 44,680 -6,838


-21,732

なんと、太陽光ありの場合よりもさらにお得です。

冬季のオフピーク時の安い電力の恩恵をフルに受けることができるので、冬季の電気料金が大幅に安くなるようです。
その反面、夏は高いピーク時電力を購入しなければならないので、その分高くなります。
全体としてみると、冬季のメリットが非常に大きいので、年間では約2万円もお得になります。

こうして見ると、東北電力が本気でヒートポンプ向け電力料金プランを作ったであろうことが、良く分かります。
完全に、脱帽です。
ピーク時の扱いにメリハリがあるので、節電の作戦も立てやすいと思います。例えば、冬のピークタイムに暖房能力を弱めるとか、あるいは、春~秋にはピークタイムを避けて家事を行うなんてのもいいかもしれません。
24時間タイマー付きエアコンといったような商品が出れば、より活気付くのではないかと思います。

繰り返しになりますが、東北電力さん、本当にすいませんでした。
まあ、前回の記事は、自分の間抜けさの証拠として、削除しないで残しておこうと思います。(^_^;)

今回は、うちのHEMSデータをそのまま使いましたが、消費電力がもっと少ない、あるいはもっと多い家庭ではどうなるのかも、おって計算してみたいと思います。

最後に、いらぬ心配ですが、ここで下げた分はどこで回収するつもりなんですかねー?


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