最近、ネット環境が整ってきたので | 迎春閣之風波

最近、ネット環境が整ってきたので

ブログを作ったのだが
それ以前に某ブログコメント欄でお世話になった本間さんの「ボログ・ホンマタイムス」より

勝新、大いに語る!!帰って来た「座頭市」

オレも「座頭市物語」好きやったな~
最後の天知茂との対決も良いけど
一番好きなのは最後の飯岡助五郎に斬る有名な啖呵

「俺達やくざはな、御法度の裏街道を渡っていく渡世なんだ・・・
いわば天下の嫌われ者だ!!!」

ハマコーは少し肝に銘じて欲しい・・・

インタビューで勝新本人は「あれをやっちゃいけない」って書いているけど
俺は監督作「折れた杖」結構好きだった。
残酷描写はともかくヒロインの太地喜和子も含めて
登場人物のキャラクター造型が従来の時代劇に比べて新鮮で。
特に小池朝雄・藤岡重慶といった悪役が
「ベビーフェイスがヒールを倒すカタルシス」を得るための役作りじゃなく
「実際に良心の麻痺した人間はこれくらいのことはやりかねんなぁ」
と言うリアリティを追求しているのが良くわかる。

町山智浩がポール・ヴァーホーヴェンを「善悪の彼岸」と評しているのは
たぶん同じことじゃないのかなと思ったり・・・