そこにはこう書いてあった
〝生きることの困難さに比べ、それに意味をつけるのはあまりにも簡単だからだ〟
僕はこの小説の始めの何ページかを事あるごとに読み返す
いつも
いつ読み返しても素晴らしい文章だと思う
僕が何が言いたいか
それはそこに全てが書かれているような気がする
彼が書き記したように
これは自己療養の手段ではなく、自己療養へのささやかな試みにしか過ぎない
シンプルに
愚直に
ひたすらに
毎日に取り組む事が出来たのならばそれは幸せだと思う
僕は僕なりに今から何かを得ようと努力をしているのかもしれない
だけど僕には分からない
本当に深刻な悩みだ
価値を見出すことが出来ないのだ
意味を見つけることが出来ないのだ
はたから見れば僕は一生懸命に映るだろう
だけど僕はどこかで煮え切らない思いを抱えてる
それをどう表現していいのか
どのように扱っていいのかが分からない
僕の態度が悪いのか
それは得手、不得手、向き、不向きの話なのか
自分に明確な答が出せない
もう少し待ってみようと思う
そうすれば
その頃にはよりクリアになって全てを見渡せるに違いない
今は語る時じゃない