こんにちは!
今朝またテレビのニュースで、
「国の借金が過去最高」
「国民一人当たり970万円の借金」
とやっていました。
ネットで政治情報を見ている人なら
ご存知の方も多いと思いますが、
多くの方が勘違いしているので
(財務省・マスコミが意図的に騙している)
その誤解を解くべく動画をご紹介します。
動画を文字起こしさせて頂きます。(10分程度なので、聞く方が楽という方は是非動画を見て!)
「ツケを回してはいけない」とか、
「1000兆円超えてるから経済破綻する」とか
「将来世代にツケを回さないように、今、頑張って増税に耐えよう」
みたいなミスリードな記事が、世の中に溢れかえっています。
これは根本的に何が悪いかというと、政府の借金と、家計の借金を全く同じに扱っている事。勘違いしちゃうじゃないですか。「国民一人当たり850万円の借金がある」と言われちゃうと・・・
でも、それ全然違いますよ、全く仕組みが違うんです。
政府の借金と、家計の借金は根本的に違います。
自国通貨建ての国債で経済破綻することはありません。
そもそも国債って何かというと、政府の資金調達です。
日本の一般会計が100兆円あります。100兆円で国家を運営している。
公務員の給料とか、公共事業とか、日本を維持するための費用です。それが100兆円いります。
「でも、税収が50兆円、60兆円しかない、全然足りないんですー」みたいな。
だから足りない分を国債=資金調達で賄っているわけです。
「毎年毎年国債が積みあがってきて総残高が1000兆円と増えている。それが大変なんだ。だからこの借金は将来世代のツケになっちゃうから、今どんどん増税してでも返さなければいけないんだ」というロジックがありますけど、これが大きな間違いです。
財務省のウェブサイトに「日米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない」と書いてあります(デフォルトというのは返済できない、利子を返せない状態)。レバノンとか、ギリシャとか、いろんな国でデフォルト起きていますけど、日本では考えられないと。
これが真実です。日本はおカネ刷れますから。閣議決定さえすれば、日本円を作ることが出来る。それで返済している。
国債というのはどうなっているかというと、返済する時にまた借りて返済する。
「借金を借金で返す」←これ一般家庭で考えたらとんでもない話です。
自転車操業・・・最終的には自己破産に!
でも、国債というのは、国債を新たに発行して返しているんです、実務的に。税金で返しているわけではない。今税金で返したらお金どんどん無くなっちゃいますから、実体経済の。
そんなことできない。でもやろうとしている。
国債というのは「借り換え」し続けています。
財務省のデータ「日本の国債発行残高の推移」
↑動画からスクショしたもの。画像が半透明なのでまさとFPさんが透けて見えています。
昭和47年~50年、ほとんど見えない位のレベルだった。そこからずーっと、今めちゃめちゃ増えてます。「いつ破綻するんですか?」って思いません?
平成7年(1995年?)に当時の大蔵大臣のタケムラ氏が「財政危機宣言」を行った。「もう日本は国債発行残高が増えすぎて財政破綻する!」と言いました。その時代から今4倍です。経済破綻する兆候1ミリも無いです。
逆に今、デフレが続きすぎて、別の意味で経済破綻しそうです。
このまま行ったら、日本の供給能力がどんどん毀損されていきます。
今供給能力が著しく損害を受けている。商品やサービスを作りたい、あるいは企業が設備投資をする、将来的なものに投資をする。
これは先が長い。投資金額というものはすぐには回収できません。そういものが今全く行われていない。
今、経済が疲弊した状態です。
みんな貧しい→買い物する人がいない→企業もリスクを取ってバーンと工場を作ったり技術を作る、こういうことが出来ない。
これは、後々どんどんツケがそれこそ回ってくる。生産性がどんどん悪くなってくる。
供給力が毀損されるという事が、一番経済破綻にとってリスクが大きい。
例えばレバノンとか。レバノンは内戦がずっと続いていた。
とてもじゃないけど、国内の供給能力が発展できない歴史がある。なので、一気に経済破綻する。モノが無い、買いたくても買えない。
コロナ時のマスクと一緒。
モノが買いたくても買えない、国内で作れないので。
みんな殺到する→インフレする。そうすると、ハイパーインフレして経済破綻。
今、日本は供給力が毀損されてる(連鎖倒産してモノやサービスを提供出来なくなってきている)。
だからむしろ国債発行で経済破綻するのではなくて、供給力が毀損されて将来世代にツケが回って経済破綻する可能性の方があるのでは?
日本の国債というのは、99%が日本人、日本企業、銀行、生命保険会社などが持っている。今は、半分くらいが日銀が持っている(日銀が買い取っている)。
日銀が買い取ると返済不要になる。
日銀は政府の持ち物なので、51~55%位が政府が株主。
例えば、あなたが2つの口座を持ってるとして、Aの口座とBの口座に全く同額の借金と資産があるとします。
その2つをガッチャンコすればゼロになります。
日銀が国債を買い取るというのはそういうことです。
そういう状態なので、もはや財政問題は日本には既にありません。
自国通貨建て国債というのは、日銀が買い取れば最終的には終わります。
さっきの図に戻ります。
例えば、企業というのはずっと借金し続けています。売り上げを拡大して、借金はポイントポイントで返している。
例えば1億円借りました→
年商10億円になりました→
1億円完済し更に5億円借りました→
その借金で設備投資して売れ行きが大きくなって、20億円の年商規模に→
その借りた5億円を完済して、また、10億円の借金しました
みたいな形で、企業の売り上げが上がってくればくるほど、借金の規模も上がっていきます。それなりの財務状況、売り上げ規模があればそれに伴った適正な借金の金額がある。それだけ大きな設備投資が出来てくる。
なので、企業が存続する限り、負債というのがあり続けても問題が無い。無借金経営が良いとか、色々な考えはあるが、別に適正価格であれば借金というのはあってもいい。
実際大企業は、ほぼ負債あります。そういうものです。
さらにそれのデカいバージョンが日本国という国家。
企業は民間からお金を借りたら必ずゼロにしなければいけないし、自分でお金を造れない。
でも政府のすごいところは、お金を印刷できる!
閣議決定さえすれば国債を発行できる。
例えば「100億円国債返さなきゃいけない」となったら
「じゃあ100億円の国債発行しましょう」といって返す
これ全然アリなんです。
なので、永遠に借金し続けるというのが資本主義の今の経済システムの中の宿命みたいなもの。そういう仕組みなんです。
なので、国債発行残高1000兆円、2000兆円・・・5000兆円とこれからも増え続けます。それで経済が発展していって、おそらく単位が切りあがって行きます。
昔は何銭って単位がありましたよね?今一番最小の単位は1円です。その1円という単位が無くなってどんどん切りあがっていくんですよ。お金の価値もね。経済規模も大きくなっていく。それが経済成長なんです。
なので、将来世代にツケを回してはいけない!とか、全くナンセンス!当たり前なんです。借金がデカくなっていくのは。
で、国債は毎年毎年返さなきゃいけない分は、単に新たに国債を発行して返せる。
それはなぜか?
自国通貨建てだからなんです。日本円の国債だから返せます。
アメリカのドル国債とかだったら、ドルをどこかから調達して来なきゃいけないですが。
日本円というのは、非常に信用力が高い。
レバノンとかギリシャとか韓国とか、自国の通貨の信用力の低い所というのは、ドルとか円とかユーロとかそういったところの裏付けが無いとすぐに暴落ってことになってしまうので、財政破綻しやすいんですけど、日本はそれも無い。
しかも99%日本円建てですから、国債発行で日本が財政破綻するなんて、そもそも財務省が否定しています。
引用以上
まさとFPさんの動画は、経済が超苦手な人にも分かるように、簡単な言葉で説明してくれています。
「国債発行?」
「政府の借金は国民の財産???」
「は?何それ?」レベルの人(←私)にお勧めです。
日本第一党の桜井誠さんの経済政策についての説明も、まさとさんの動画を見て、よりわかるようになりました。桜井さんのお話もかなり分かりやすいんですがね私はそれを超えるアホなので
【桜井誠】日本経済をたった2つの手段で復活させる方法【日本第一党】
2020/11/13
次回はまた、まさとFPさんの動画を取り上げます。
国債についての、いろんな誤解が解けると思います。
コメント欄は突っ込んだことは書かないで下さい
答えられるほど理解できていないので…
では、また~