今日、思いがけず職場で年齢の話になりましてね

若いスタッフからすると、ぼくの生まれた年がどんな世界だったのか想像もつかないようで

なんと戦後の焼け野原をイメージするスタッフもおりましてね
いやいやそれはぼくの親の世代だと、即座に修正しておきましたよ

ぼくが生まれたのは、月に初めて人類が降り立った年なのですが、彼らにとってはそれも遠い歴史という感覚でしかないようです

確かに自分の手をあらためて見ると、皺が増えてはおりますよ

といっても、ぼくは年齢を重ねることに抵抗を感じてはおりません

年齢を重ねることでしか見えないものがたくさんありますし、それになにより今が楽しい

アンチエイジングなんて言葉もありますが、それには興味が向かないのです

ぼくと同じような年齢で
若い人たちと同じような話し方や言葉を使い
若い人たちに自分の若気をアピールしている

帰り道に立ち寄った、とあるところでそんな人に遭遇したのです

もちろん人それぞれに考え方や価値観がありますからね、それを完全に否定するわけではないのですが

ぼくには、ただ若い人たちの模倣をして、自分が若くなったつもりになって、若い人たちにすり寄っているだけにしか見えなかったのですよ

ちょっと棘のある言い方ですかね…

ぼくも落ち着きのあるカッコいい魅力的な大人には遥かに程遠いですので、偉そうなことは言えないのですけどね

でも、少なくともぼくが若い時
そんな大人がいたら魅力をまったく感じなかったし、そんな大人になりたいとは思わなかった

それにしても
魅力的な落ち着きのあるカッコいい大人って、どういうことなんでしょうね

ぜんぜんわかりませんね
わからないから、今のままでいいことにします
ぼくの柄ではないようですし

大人気なくたっていいかな
子供じみてるよりずっといい

まあ歳を重ねることを楽しみましょうかね

そういうことにしましょう