こんにちは!
バレーボール瞬達塾の川端健太です!

今回は、面白い研究を見つけましたのでシェアしますね!

何の研究かと言いますと、
加藤貴英氏、髙津浩彰氏が
高校野球選手の試合結果による
心理の変化に焦点を当てた研究です。

実験結果からは、
どのメンタル面を鍛えると選手が
試合で実力を発揮できるのか
が明らかになります。

野球での実験ですが
選手の心理は変わりません。

これはチーム力向上に役立つ
可能性がありますので、
最後までお読みいただければうれしいです!



まず、この実験の目的は何だったのか?

それは、
選手の試合中の心理状態を詳しく調査し、
勝利した試合と敗戦した試合での心理的な差異
を理解することです。

DIPS-D.2を用いて、
選手たちの心の中で何が起きているのかを
明らかにすることがメインの目的でした。


調査対象者はX高等学校の1、2年生の選手で行われました。

公式戦で、心理状態の調査が行われたそうです。

実際に11名の選手に対して、
勝敗した試合と敗戦した試合
それぞれで実施され、

試合終了直後のミーティングで
質問に答えさせ、試合中の心理状態を
詳しく調査しました。

【どんな質問したのか?】

質問は、

- 試合では忍耐力を発揮できたか?
- 試合では闘争心があったか?
- 自分の目標を達成する気持で試合ができたか?
- 自分を見失うことなく、いつものプレイができたか?
- 集中力を発揮できたか?
- 自分の目標を達成できましたか?
- 自分の実力をどのくらい発揮できたと思いますか?

など、「忍耐力」から「仲間との協力」まで、
選手たちの心の動きを具体的に
把握するための質問が行われました。

5段階での回答を通して、
試合中の気持ちを数値化することで、
その変動を見極めていったわけです。

この実験の結果はどうだったかと思いますか?

結果からわかったことは、
敗戦試合では

忍耐力と自己コントロール力が低くなる

傾向があったそうです。

これは非常に興味深いポイントであり、
試合結果が選手たちの心理に
どのような影響を与えるのかを
深く理解する手がかりとなっています。


この研究結果を活かして、
指導法にどう応用できるでしょうか?

選手たちのメンタル面に焦点を当て、
特に「忍耐力」と「自己コントロール能力」
を向上させるトレーニングを導入することで、 
試合における心理的な変動を最小限に抑え、
安定したパフォーマンスを
引き出すことが期待されます。


今回の研究結果は、
バレーボール指導者にとって
新たな知見を提供するものです。

選手たちのメンタルを育むアプローチとして、
特に忍耐力と自己コントロール力の向上に
焦点を当てることが重要となるでしょう。

忍耐力と自己コントロール力を
高める具体的な方法については、
後日お伝えいたしますので、
楽しみにしていてくださいね!

引用元
高校野球選手の試合中の心理状態に対する勝敗の影響

加藤貴英、髙津浩彰